ジャズ屋未満トラキチ未満(Sonnyプロト版)

ジャズについてとりとめもなく考えをめぐらす今日この頃でございます。

ジャズ養成ギブスを外す日

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私がジャズを聴くようになったのは自然な流れでした。
しかしそれでジャズを存分に楽しめ理解できるようになったわけではありません。

また無論ジャズ以外にも音楽に対する興味は尽きず
プログレッシブロック、現代音楽、世界各国の民族音楽
浄瑠璃、長唄、歌謡曲、etc.etc.(©Kumiko Ooba)
も並行して楽しんでいました。


ジャズ喫茶に通うようになって様々な種類のジャズが存在し
日々新しいジャズが生まれ今を体験することがジャズなのだとの思いも強くなりました。

聴いた最初の時から楽しめたジャズもありましたし
随分長い間その良さが理解できないものもありました。

そのうえジャズの世界の大きさの途方もなさに頭を抱えていました。

どう考えてもジャズの全てを体験し理解しようとしても不可能な所業です。

しかしジャズをもっと楽しみたい
出来ることならばわかるということがわかるようになりたい。

ジャズの評論やディスコグラフィーを熟読したところで
ジャズを理解できるようにならないという事は
数多くの反面教師たちが知らしめてくれました。

ジャズを理解するには近道はなく
音楽そのものを体験する以外に方法はない
されど人生は限られている。

さーて
どうするか???

一つは様々な音楽に対する好奇心を抑えて
なるべくジャズに注力するということ。

二つ目は可能な限りジャズに接する状況を作り出すこと。




いかに最善な策を講じようと
人生には限りがあり日々新しいジャズが生み出されているわけで
すべてのジャズを耳にすることははなから不可能です。

ならば未知のジャズに接した時に
それが一体どのようなものなのかを知り得る感受性を育てようと考えたのです。

というわけで
現在のような状況に至っています。

そのかいあってか
音楽の大部分をジャズに限定して聴く生活が30年ほどつづいたころ
なんだかジャズの理解というものが身に付いてきたように思えました。

何の情報も与えられなくても新しいジャズを楽しむ自信が出来たようです。
 
他人が何と言おうがこれでいいのだという不敵な自信です(笑)。

こうなるまでには
 ジャズに開眼した という喜びと
 なんや何にもわかってへんがな
という思いをなん百ぺんとくりかえしたわけすけれども。

従って今の私自身のジャズに対する理解が完成されたとは思っていません。


ですが一応ジャズに対して一段落という気分が
五年ほど前からしているのです。

それには大きな理由があります。

私はジャズだけを聴きたいという人間ではなく
本来はもっと興味を惹かれる音楽が多数あります。

それをジャズを突き詰めて楽しみたいという欲求の為に
他のジャンルを身から遠ざけてきたのです。

例えばすれっからしのファン以外知らないだろうプログレッシブロック
    深い歴史や文化の習得が必要なオペラ
    日本仏教の理解の上に成り立っている謡
    世界の民族音楽をザックリと俯瞰してみたい


人の一生というのは本当に短い
しかも自分の残されている時間は不明
なれど暦が一回りして残された時間は少ない

というわけで究めることは不可能でも
ジャズ以外のジャンルの音楽も齧りちらさないと後悔が残りそう


こんな思いがずーっとありまして
本日よりジャズに限らず音楽に対する好奇心を解き放とうと思います。

まぁいまさらオペラや謡は無理ですかなぁ

さて赤子のように好奇心全開で音楽にアタックです。

うふふふふふふふふふふふふふふふ