呂仁の巽さんからナット キング コールの10吋盤のプレゼント

nat king cole

守口のバー呂仁のCD電脳化をお手伝いしたお礼に
ナット キング コールの10吋盤を頂戴しました。

1952年録音のキャピトル盤"Penthouse Serenade"です。


呂仁でこのレコードを聴かせていただいた時に下さろうとしたのですが
一度は遠慮させていただきました。

ところが先日巽さんがご持参くださり頂くことになりました。
ありがたいことです。

実を言うと呂仁には10吋盤を正確に再生する為のアンプが無く
ちゃんとした音では聴けなかったのです。

私の使用している旧いですが愛機マッキントッシュのC20では
正確に10吋盤を再生する為のコンペンセーター機能があります。

そこで早速巽さんも一緒に「ペントハウス セレナーデ」お聴きいただきました。


折角ですのでモノラルカートリッジに付け替えて
キャピトル盤の33回転での規定値にコンペンセーターを合わせて針を下します。

「ええなぁ、うちではこんな風にはこのレコードは鳴らんわ
 ソニーさんとこで聴くとうちでは聴けんなぁ」
「あたりまえですがな 部屋も物もちがいますがな(笑)」
  申し添えますが呂仁でもマッキントッシュのアンプにJBLのスピーカーで
  普通では聴けない程度の良い音で音楽が鳴っています


試しにRIAAのイコライジングに設定して10吋レコードを再生すると
高域が全く減衰してしまい低域もブーミーで
平板な面白味のない音でつまらない音楽に聞こえてしまいます。

やはり10インチレコード再生には正しいイコライジングは必須です。

コレクターとして10吋レコードを買う方には関係の無いことですが。



「ペントハウス セレナーデ」ではナットは歌をうたわずにピアニストに専念しています。

前にも記事でナットのピアニストとしての実力を称賛したのですが
その魅力を存分に味わえる数少ないアルバムです。


その歌声と同様にナットのピアノは一音一音が明晰です。

ですがピアノの音が金釘流にボキボキなることはなく
非常に強い歌心でつながり紡がれていきます。

ゆったりとした「ローラ」の演奏を聴けばただちにそのことが
理解いただけると思います。

ナットだけが持ち得る美しくゆったりとした強いゆらぎ
至福の至りです。


ジャケットのライナーノーツにこう記されています。
  数多くの人にナットのボーカルスタイルは楽しまれているけれども
  数少ない人たちに全く優れた味わいと優雅さを持つピアニストであると
  彼は知られている

賢明なレコードの制作者がキャピトルにいたことに感謝です。



CD化はされているのか調べるとありました。

"Penthouse Serenade"  (capitol)
Nat "King" Cole


ボーナストラックとしてボーカル入りの演奏が付加されていますが
お聴きになるときにはオリジナルのアルバムの曲だけを選択して
最初はお聴きになることをおすすめします。

ピアニストとしての彼がもっと人に知られますように




2018年03月14日 レコード トラックバック:0 コメント:0