もうちょっと聴きたいアルトtoo muchなアルト

前回の記事でソニー クリスのスタジオミュージシャンのお仕事を紹介しました。

さらにソニー クリスのディスコグラフィーを眺めていますと
同じくオンジーのお仕事でエスター フィリップスの作品に参加しているのを発見。

"Confessin' The Blues" (Atlantic)
Esther Phillips


収録曲の「チェリー レッド」ではイントロから
クリスの魅力的な演奏が聴けます。

とても快調な演奏でもう少し聞きたいなぁと思っていると
残念なことにエスターの歌が始まります。
いやいやエスターの歌も素晴らしいんですけれども(笑)。


「CC ライダー」では間奏でソニー クリスの素晴らしいソロが楽しめます。
もう3,4コーラス続けてききたいなぁと思っているとエスターの歌が……
  当たり前やちゅうねん


「アイム ゲッティング アロング オーライト」では頭から
エスターの歌に見事なオブリカートで絡んでいきます。
いやぁ絶妙です。


全くもって好調な演奏でお金儲けのためのお仕事と言った感は微塵もなく
クリスがいやいややらされている等とは思えません。

1964年から66年にかけて残されているソニー クリスの作品は
プレスティッジの"This Is Criss!"が一枚あるだけで(後発のザナドゥ盤は除く)
ソニー クリス不調説もありますがこのアルバムを聴く限り
そんな風説は吹き飛んでしまいます。

この時期にもう少しクリスのアルバムがもっとあればいいのになぁ
と ないものねだり。



さて前回にも触れましたがこういったアルトのお仕事の名人と言えば
フィル ウッズ。

なんといっても著名なのはビリー ジョエルの

"The Stranger" (col)
Billy Joel


に収録の"just the way you are"

フィル ウッズと言う人は音色もゴージャスで
流ちょうな力強い演奏で見事なのですが
吹きすぎると飽きるというか難点が露出します。

しかし短いソロではとても好印象を残します。
  「先生、ここで一節お願いします」
といったスタジオセッションでは無敵とも言えます。

この邦題「素顔のままで」でのウッズの間奏部の演奏は
印象的でありながらヴォーカルを喰うこともなく素晴らしいです。

  そうそう ウッズはこういう演奏やらせたら天下一品やなぁ
なんて悦に入って聴いていますと曲のクロージングで
またウッズのソロが

  うーん これこれ ウッズはええなぁ
なんと思っていると結構に長い
  あれあれ ちょっとちょっと
なんて思っていると音量が下がり始めてフェードアウト。

事なきを得ます(笑)。


やっぱりアルトのお仕事は
先のソニー クリスのようにもうちょっと聴きたいなぁ位がよろしいようで



「お肉は足りないぐらいが一番美味しいの!」
                 (by ベジタリアン浅茅陽子)




2018年03月01日 かくれんぼ トラックバック:0 コメント:0