りんごは皮がおいしい



スイングジャーナル誌の年頭の表紙について苦言らしい物を今年の初めにブログの記事にしました。
2006年01月10日記事

そのときの記事の内容ではジャズの懐メロ化に対する警鐘のような文となっていて、これから言うことと相反するではないのかとも思うのですがお許しください。(この記事のfalsoさんとのコメントのやり取りを確認して我ながらええこというなと思いました(笑))

さて来年の一月号スイングジャーナル誌の表紙はなんとソニー ロリンズでした。多分表紙に登場するミュージシャンの中で一番多いのではないでしょうか。

このロリンズ翁、嬉しいことに新年早々に新譜が登場します。実は発売日が当初より遅くなって、来年の頭になったのですが発売がかなり待ち遠しいです。

前回の最後の来日コンサートのあとにその余勢をかって同じメンバーで録音を行ったようです。コンサートがかなりの好調だったのでこのアルバムも期待が持てるのではないかと思います。



あれれアマゾンにジャケットの写真がないじゃん、意味ないじゃん
ほっとくと写真出るようになるんですかね。


スイングジャーナルを買ってもぜんぜん読まずに積んでおくだけの私ですが、実は新年号だけは精読する箇所があるんです。

それは付録のコンプリートデータブックです。

これには前年度に国内で出版されたアルバムが全部記載されています。またほんのごく一部ですが輸入盤ものっています。

これをじーっと眺めて、一年のうちで買い逃したアルバムはないかなとチェックしていくわけです。
 「おっとこんなアルバムが出ていたか」
 「おう、このアルバムにボーナストラックが」
なんて言いながらね。

ジャズのアルバムを長い間購入している人はご存知だと思いますが、ジャズのアルバムの出版期間と言うのはごく短いものです。

国内盤なんかは下手をすると半年前にでたばかりのアルバムがもうすでに手に入らないなんてこともあります。

版権の移動とか期間限定版とか理由は色々ですが、
「無くなる前にアルバムは買え」
と言う鉄則は新譜だろうが中古盤だろうが変わりません。

国内制作や海外盤のマイナーレーベルなんかは特に要注意です。

意外と名盤なんかは数年も待てば再版されるし、中古市場にもあふれているのであまり神経質になることはありません。

だから、ブルーノートなんかやマイルスのアルバムなどはそれほど気にしなくて良いわけです。


もうひとつこの年末の付録を毎年毎年集めていると、簡略なディスコグラフィとして使えます。ジャケットも記載されているので重宝します。

おまけに、スイングジャーナルのアルバムの評価が再版されるたびにころころと変わると言うのも検証できます。

と言うわけで、私なんかはこの付録さえあれば、本体の雑誌は要らないくらいです。


なんて思っていたらね、

もう売れてしまって掲載されていないんですけれど
アマゾンのマーケットプレースにスイングジャーナルの新年号が早くも中古品で650円で売りに出されていたんです。

おーこれはなんじゃいな
とよく見てみると本体のみで付録なしだったわけです。

「おーっ、その手があったか」

私と同じ気持ちの御仁はやっぱりいらっしゃるもんですね。




2006年12月27日 象をなでながら考えるJAZZ トラックバック:1 コメント:10

少し淋しい気持ちです




 現存する最古のジャズ喫茶である横浜のちぐさが来年の一月で閉店すると言うお話を聞きました。

 「そうか、そうだろうな」

と心の中で一人つぶやきました。

 私が東京にいたのは今から22年も前のことですから、二月に一度ほど横浜に通っていた記憶もかなりあいまいになっています。
 住んでいたのは浦安でしたのでちぐさへ行こうとすると二時間ほどかかってしまうので、早々たびたび通えるものでもありませんでした。
 確かそのころマスターの吉田 衛さんは70歳ぐらいだったと思うのですが、私の知っているジャズ屋のオヤジと言うイメージとはかなり違った印象を受けたのを覚えています。
 ジャズ屋のマスターと言うと好事家が極まって店を始めたという感じの人が多いような気がします。(昨今開店したジャズ屋さんはそうでもありませんが)
 それに引き換えちぐさの吉田さんは見た感じ頑固な職人さんといった具合に見えました。
 お年のせいもあったのでしょうが、機嫌よくしゃべっているときもあれば、気短に怒っているような風のときもありました。
 戦争で全焼したとのことで思ったよりもお店は古いとはかんじませんでしたが、10人ほどが入れる三角形に近い店内はちょっと変ったつくりでした。
 かなりの有名店でしたから、日によっては全国からいらっしゃったジャズファンばかりが店内にいるときもありました。そんなときは何となくお店の中が道場のような雰囲気になりおかしな気持ちになったことも覚えています。
 サイフォンでいれたコーヒーでしたが正統派のジャズ喫茶らしく、おいしくありませんでした。
 行くと必ずマスターがレコードリストを渡してくれてリクエストをするように促してくれました。
 私はジャズ喫茶ではリクエストはしない主義でしたので、その気もなくレコードリストを繰っていると
 「早くしなよ」
と言われたのもいい思い出になっていますl

 今までもう数え切れないほどのジャズ喫茶との出会いと別れがあったのですが、今回のちぐさの閉店の知らせは残念と言う感じはありません。
 個人経営のお店は皆そうでしょうがジャズ喫茶の場合は特に、マスターがお店そのものと言う図式が当てはまるように思います。
 ちぐさはすでにその店主であった衛さんを失って、十数年が経過していました。その結果わたしは冒頭のような気持ちを持ったのだと思います。

 しかしやっぱり一抹の淋しさは禁じえません。

 もう一度ジャズ喫茶にトライしてみたいな  
   とぼんやりと考えた冬至の一日でした。
 


2006年12月23日 埋もれたCD紹介 トラックバック:1 コメント:4

妖しく蠱惑的な肉声を感じさせるのです(BlogPet)

きのうsilverが、ここにビンがオーバーしたかも。

"1+1"W a y n e S h o r t e r H e r v e)

 ジャズの枠組みを超え多くの人々に受け入れられています。
まさにショーターワールドとしか言いようの無い世界に、たったワンフレーズで聴く人を引き込む様は、妖しく蠱惑的な肉声を感じさせるのです。
そういった音楽に至るまでその活躍のフィールドは多岐にわたります。
しかしながらsilverはハンコックが、それと同時にきわめて純度の高い世界へと昇華した方も多かったでしょう
 丁々発止とわたりあう息をもそこに聴き取ることができる者のみが、ハンコックはジャズの世界の人というよりは、全く違う異世界からやってきた人のような感じがあります。
これほど生々しくショーターの演奏が、受けに回りながらその魅力を最大に惹き出していてさすがだなと思われる時には天才という言葉を使うのにふさわしい唄い方になっています。

 
 マイルズのグループの頃よりの付き合いで、その演奏も人となりも良く分かりあう二人だけのアルバムとは少し違っていてさすがだなと言いましたが、このアルバムではありませんが、ウエィン ショーターはその名に値する人だと思っています。
他方ショーターの場合あちらの世界でも天才と称されることも多いようです。

 先ほどとても人間的な力に満ちていてさすがだなと思います。




*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「silver」が書きました。

2006年12月09日 blog pet トラックバック:0 コメント:0