ロバート ジョンソン 都市伝説のクロスロード

コンプリート・レコーディングス

ロバート ジョンソンといえばブルーズが何たるかを知らないまでも、洋楽好きならばその歌声やエピソードを聞いたことがあるに違い有りません。


ジャズとブルーズというのはかなりの深い関係を持っていることは良く知られています。
ですが、ジャズに対しての多くの経験や知見が有るからといってブルーズのことが良くわかるようになるとは全くいえません。

ジャズの中で言われるブルージーであるとかブルーズという物言いと、ジャンルとしてのブルーズは随分と違った物だといわざるおえないところがあります。

ダイレクトにブルーズからつながる音楽としてはロックの方がその多くを受け継いでいるようにも感じます。


ジャズを主食とするこの私がひょんなことからブルーズの演奏の監修をおうことになりました。

正直なところ全く困り果てています。
実際ジャズとブルーズは中国と日本ぐらい違いがあるのじゃないか知らん。


ロバート ジョンソンの楽曲を演奏したいということから、この数週間ロバート ジョンソンに関しての様々な情報を追っています。

ロバート ジョンソンと言えば必ず対になって口にされる曲が"cross road blues"


ご存知の方が多いと思いますがクロスロード伝説と言えるエピソードがこの曲には有ります。

ロバートの演奏があまりにも素晴しいのには秘密が有ったというのです。
ギターの演奏の上達のために彼はある四辻に立ち、悪魔との取引によってその願いをかなえたというものです。

四辻にオカルティックな力が備わっていると言う話はジプシーやヴードゥにも有るようですし、悪魔との取引を行って演奏の上達を得たと言う話はクラシックの世界にもあるようです。

このクロスロード伝説は非常に有名で、このエピソードをひいて店名にしたお店を私は少なくとも六軒知っています(なぜかこの店名のお店は短命であることが多いですが)。


ご多分にもれず私もまた"cross road blues"というのはこのエピーソードを歌ったものだと思っていました。

調べていてちょっと気になったのが曲名の"cross road~"が複数形ではなく、単数であること。

四辻と言うのなら"cross roads~"と複数形になるはずで"cross road~"なら横切る道路と言った意味であるはず。

更に調べていくと曲名を"cross road~"としている物と"cross roads~"と複数形にしている物があることに気付きました。


あれあれそれなら本当は四辻なんだから"cross roads~"が正しかったのかと思いアルバムを確認するとやっぱり"cross road~"が正解のようです。

なんだこりゃ???


単数形複数形の違いをほとんど気にしない日本人ならともかくアメリカ人でのこの混在は気になります。

英語に不慣れであったアフロアメリカンの言葉の通例で文法に正しくのっとっていない語法なのか?



更に更にこの曲について調べていくうちに有る大きな事実に行き当たりました。

ロバートの少し前にトミー ジョンソンと言うブルーズメンが居て、四辻で悪魔との取引をしたのはどうやら彼のエピソードだと言うのです。


ロバートとトミーと名こそ違えどちらもジョンソン。

ギターの名手としては右に出るものの無いロバート
そして彼の代表作である"cross road blues"


いつしかトミーのエピソードはロバートの物だと誤って(意図的に?)後世に伝えられ、かくしてロバートのクロスロード伝説は通説となった。
        といったところが真実ではないのか。



私個人としてはこの"cross road blues"は四辻の伝説の歌ではなく、往来でどこかの街へとヒッチハイクをするロバートとそのやるせない人生を歌ったものだと解したいと思います。

これでいいんだと思うんですが……。




ロバートについてブルーズについてまだまだ良くわからなくて、調べなくてはいけない事柄が山積しています。

ちょっと心に引っ掛かりがありますが"cross road blues"についてはひとまず一件落着ということで。




ロバート ジョンソンのアルバムについてですが、洋楽なかんずくロックに興味をお持ちの方は聴いておかれるにしくは無いと思います。
ギター一本でどこまで行けるかといった意味でも驚異だと感じます。

コンプリート・レコーディングス




2008年02月23日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:6

収録するはずだったの(BlogPet)

きのうsilverが、収録するはずだったの。
それできのうsilverが、ヒッチハイクをスイングした。

*このエントリは、ブログペットの「silver」が書きました。

2008年02月22日 blog pet トラックバック:0 コメント:0

寒ーい日のお楽しみ 燗銅壺




ここ数年は暖かった大阪にも先週には雪が積もりました。

大阪には雪が降るといってもせいぜい年に数回といったところで、子供はもちろんのこと大人も雪が降るとみょうにはしゃいだ気分になります。


学生の頃でしたが京都で友人の下宿に居たときに窓の外に白いものがちらつき始めました。
「雪だ」
友人が外を見やって低くつぶやきました。

その雪に対する言葉のトーンは嬉しそうな調子ではなく、少し憂いがこもったような響きでした。

そう、彼は長野県の中でも指折りの豪雪地帯の出身なのでした。


時がたち、サラリーマンになっていた私は北陸の福井県へと赴任しました。
雷をともなった吹雪のような降雪を経験し、雪かきや春先のスノータイヤによるひどい粉塵をも味わいました。

その後、大阪へとユーターンしたのですが、以来私の雪に対する感情は一変してしまったようです。

気が付けば雪を見ると長野の友人よろしく「雪や」と低くつぶやいている自分がいます。



さて、今日も先日以上の寒い一日で時おりあられや小雪が舞うお天気でした。

外へ買い物へ出かけるのもおっくうなのですが、こんな寒ーい日だからこそのお楽しみが有ります。

冒頭の写真をご覧になってなんであるかがお分かりでしょうか。

銅壺(詳しくは燗銅壺)という物で、中に炭火を入れお酒の燗をつけるための道具です。本体にはお湯が巡るような仕掛けになっていて、遠赤外線効果もあり誠に具合のいいお酒の燗がつかります。

左側のごとくの上では薬缶をかけたり、網のうえで酒の肴をあぶったりもできるという非常に良く出来た優れものです。

火鉢の中に入れて使う銅壺もあるのですがこれは本体に取っ手が着いていてどこにでも持ち運びが出来るような仕掛けになっています。

お花見などのちょっとした戸外での宴や、お茶事などでのお酒の用意に使うために作られたようです。


私はと言えば寒くなりますと店内にて炭火を入れて上燗を楽しむ為に利用しています。

さすがに夏場に火を入れて使うわけにはいかないのですが、こんなに冷え込む日には又とない道具です。


今日なぞは日が暮れるのも待ちきれずに炭火をおこして、お酒を呑もうとてぐすね引いて待っているしだいです(笑)。

酒の肴は大根おろしを雪に見立てた雪なべで温かいお豆腐。そしてでたばかりのはしりのカマスゴをちょっと炭の上であぶってね……


まぁなにかにつけては呑もうとするいやしい酒飲みのいい訳でございます。

ああさむいさむい。
 

2008年02月13日 ジャズではない話 トラックバック:0 コメント:4

プラグド ニッケル を試金石として聴く (メルマガ紹介用)

Highlights from the Plugged Nickel

"Highlights from the Plugged Nickel" (CBS)
Miles Davis
「ハイライツ フロム ザ プラグドニッケル」
  マイルス デイヴィス


マイルズのインタービューではかねてから知られていたこの65年のプラグドニッケルでのライブ盤ですが、その発売は日本盤による2枚組みのLPという形で76年に陽の目を浴びました。

現在はそれらは一枚のCDとして「ハイライツ フロム ザ プラグドニッケル」というタイトルで手に入れることが出来ます。



 ウエィン ショーター   (ts)  
 ハービー ハンコック   (p)
 ロン カーター       (b)
 トニー ウィリアムズ   (ds)


常に当時の最先端を行く若いミュージシャンを起用し続けたマイルズですが、全ての時代を通じてこの録音時のメンバーが最強だと思います。
ほとんど奇跡的な邂逅であると言っていいでしょう。

船頭多くして船山にのぼるのたとえも有りますが
グループに参加した時にはすでに自分のスタイルを確立していた二人の天才
  ウエィン ショーター
  トニー ウィリアムズ
マイルズのメンバーに登用されてからメキメキと腕を上げた二人の俊才
  ロン カーター
  ハービー ハンコック

当然のことながら鬼才たるマイルズ

船が山にのぼるのが当たり前だと思うのですが……


よくもまぁ、こんなグループのガチンコ勝負のライブ盤が残っていたものだと思います。

マイルズのアルバム全部に言えることですがBGMにすることなど全く不可能なほどのジャズの存在感。

ジャズが何ほどの物かは全くわからない人でも、アルバム1曲目からそこに異常なテンションを感じ取るに違いありません。


ジャズのなかに潜む魔力に魅せられ、多くの楽しみを見つけ出す力があればあるほどこのアルバムの持つ意味を多く聴き取ることができるはずです。

ジャズを聴くことを趣味とする人にとっては正に必携のアルバムだと言えます。


完成されたジャズを求める方はココに挙げたハイライトの演奏集で充分だと思います。

このアルバムを聴くことに特別な意味を見出す方
録音ではなくライブ演奏の場にこそジャズの魅力を感じる方
そうおっしゃられる方は二日間のライブの模様を完全に収録したコンプリート盤も強く推薦したいと思います。

このときのプラグドニッケルでの演奏は二週間であったそうですが収録はされていなかった模様です。
誰かが録音した音源があるならそれらの演奏も全部聴いてみたいなと思うのですが、無いものねだりのようです。




聴いてみないことにははじまらないアルバム。
解説など全く無意味なアルバム。



ジャズはアドリブだとかインタープレイだとかブルーズだと言う意味の全てが
このアルバムには詰まっています。




Highlights from the Plugged Nickel


2008年02月05日 メルマガ推薦ジャズ トラックバック:1 コメント:4

プラグド ニッケル を試金石として聴く (メルマガ紹介用) (BlogPet)

sonnyの「 プラグド ニッケル を試金石として聴く (メルマガ紹介用) 」のまねしてかいてみるね

"(ts)ハービーハンコック(p)常に当時の天才ウエィンショーター(CBS)MilesDavis「ハイライツプラグドニッケル」という形で充分だとかブルーズだと言う意味のCDとして「ハイライツプラグドニッケル」マイルスデイヴィスマイルズですが録音していなかったコンプリート盤による2枚のガチンコ勝負のアルバムを多くしてからそこに潜む魔力に魅せられ、多くのメンバーがBGMにこそジャズは二日間の俊才ロンカーターハービーハンコック(ts)ロンカーターハービーハンコック(p)ハービーハンコック当然のインタービューで76年に挙げたこのアルバムに違いありません。
HighlightsfromthePluggedNickel"(ts)ロンカーターハービーハンコック当然のなかにこそジャズを多く聴き取ることなど全く不可能なアルバムを感じる方録音時には正に必携のスタイルを見出す方録音でも強く推薦したいなアルバム。

*このエントリは、ブログペットの「silver」が書きました。

2008年02月01日 blog pet トラックバック:0 コメント:0