マイルスとインドをとりもつベルデンかな

マイルス・フロム・インディア

”Miles from India”  Bob Belden(pr)

マイルズが残した作品をインドのミュージシャンと過去のバンドメンバーによって再解釈しようとした作品が去年製作されています。トリビュート物との解釈も出来るこのアルバムはボブ ベルデンによって企画プロデュースされました。

ベルデンという人はミュージシャンとしては凡庸ではありますが、プロデューサーとしてはなかなか面白いところがあると感じています。

この作品が発表された時に少し気にはなっていたのですが、なんとなく買わずにやり過ごしていました。


最近になってこの作品のライブヴァージョンとでも言える映像がyoutubeにアップロードされているのを偶然発見しました。

スパニッシュ キーはこんな具合です。



マイルズの生前からですが、ウォレス ルーニーのマイルズへの傾倒とそのなりきり具合はすごいもんですなぁ。まぁあんなに太っちまったマイルズはどうかなと思いますが(笑)。

ラッパの音色やテンションを注意深く聴けばマイルズではないと気がつくでしょうが、うっかりと聴いていればたいていの人は気がつかないんじゃないでしょうか。

山田康夫なきあと栗田貫一がルパン役を引き継いだように、生前のマイルズのアクトであればルーニーが衣鉢を受け継いだと言えるのでしょう。ただこのアプローチではマイルズのように彼の音楽を前進させるのはちょいと無理なように思います。

   ルーニー君、しあわせかい?


インドのミュージシャンたちも想像していたよりは違和感なく作品に溶け込んでいるようです。

ヴィデオのなかばまで「ほほう~」と眺めていたのですが、中盤にさしかかりインドのミュージシャンがヴォーカルでソロをとりだしたところで「うりゃりゃ」とばかりに身を乗り出しました。

卍党の首領よろしく真言めいたものを口ずさんでいたかと思うと、一調子こえをはりあげて変身のポーズでおがりだしました。
 「おっとおっちゃん、そうきはりますか。」
こいつは妙に面白いです。

その調子でソロを受け継いだアルトが行き着くとこまで行ってくれるかと思いましたが、ウォレス ルーニーがテーマを吹いて終了。
ちょっと残念。


もうひとつ「ソウ ホワット」



口ムリダンガム(口三味線よろしく)でテーマが示された後に、ロン カーターの特徴的な「ソウ ホワット」のベースラインが演奏されます。
 「それがどないしてーん、so what!」ってやつですな

今に始まったことではないですがロン カーターのベースのピッチはどんどんマジカルになっているようです。So what

そのあとにつづくソロがロバート アーヴィングⅢ(最近はⅢがとれているようです、正しくはマイルズもⅢですね)。キーボードではなくナマピを弾く姿ははじめてみました。さすがにマイルズバンド卒業生。
フレーズの謳わせ方がユニークです。

ロン カーターと二人して純正ジャズをやってますが、ベースの音がこもってしまってロンがスペースをゆさぶっているのがよく認識できません。これだとロン カーターがまたもや悪口を言われそうですな。

この二人とインドのパーカッション達とはそれほどの有機的な融合はあまり見ることが出来ません。


そしてその後のドラムズとムリダンガムのバース交換は面白くなかなか見ごたえがあります。このシーンだけでももっともっと見たいもんです。

その後ロンのテーマが弾かれて、口ムリダンガムで終了。

木に竹を接いだと言う感じは少々ぬぐえないと言う気がします。

もうちょっとロン カーターあたりにも暴れてもらって、自由な感じが出ればいいのでしょうが。


とはいうものの実際のアルバムはどんな感じなのか知らん。
ヴォーカルのおじさんは大きくフィーチャーされてるのでしょうか。
少しばかり気になります。

店頭で安く転がっていたら買っちゃうかもしれません。

マイルス・フロム・インディア


2009年05月29日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:3

ポーズ(BlogPet)

sonnyと、融合するはずだったの。
それでsonnyで発見したかったみたい。
でも、sonnyでプロデュースするはずだった。
でも、sonnyとポーズしたいです。
だけど、発表しなかったよ。
だけど、ミュージシャンに前進した?

*このエントリは、ブログペットの「silver」が書きました。

2009年05月19日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0