オーケージャズレーベルのつづきです



”In My Solitude: Live in Concert at Grace ” (Okeh)
Branford Marsalis'


さて前の記事からのつづきですけれども
ロリンズの新譜をリリースしたOkehレーベルですが
調べてみると当然のことですがホームページがありました。

それによりますと
やはり以前より存在していたオーケーをCBSが
ジャズの新規録音するために復活させたということのようです。

これはもうビックリですなぁ。


CBSがジャズの新譜を録音したり
専属のミュージシャンを抱えたりするのは
いったいいつ以来なのでしょうか。


御大マイルズ デイビスが数々の作品をCBSに残していますので
CBSとジャズは切り離せない関係ではありますが
ジャズの音楽産業においてCBSというレーベルは
さほどには大きな成果を残しているとは言いがたいです。

基本的にはCBSというのはクラシックおよびポップスにおいて
数々の作品を世に送り出したという感があります。

総合レーベルを謳うためには
ジャズを無視するわけにはいかないといった程度に
ジャズの録音を残したという感じです。

マイルズ デイビスもCBSと長きにわたって契約を結んでいましたが
作品のセールス成果について厳しい要望があったりして
自由な作品のリリースが制限されたというような話を聞いています。

まぁ、結果的にはマイルズも晩年にはワーナーへと移籍したわけですし。

その辺は同じくメジャーレーベルであるRCAなんかも似たようなものだと思います。
RCAが満を持して契約したソニー ロリンズも
会社が期待したような大きなセールスをあげることができずに
わずかな期間で契約を打ち切られたといわれています。


そのようなCBSが現在の厳冬期とも言えるジャズ界に
新しく(レーベル復活ですが)録音を始めるというのは
いったいどういった風の吹き回しでしょうなぁ。


ホームページで記載されている専属のミュージシャンとしては
ソニー ロリンズのほかにも
ブランフォード マルサリス 
ビル フリーゼル
ニルス ペーター モルベル
デビッド サンボーン
デイブ ホランド
ルォーユー チェン
ザ バッド プラス
セルジオ メンデス

といった新旧取り混ぜてしかも多彩な顔ぶれが記載さています。
こりゃー CBS
ちょっと本気出してきてるようですなぁ。

何はともあれ
一般の人にもアピールする機会が多い
大手レーベルかジャズの新譜をリリースするのは大歓迎です。


オーケー レーベルについては20年ほど前に
ブルーズ専門のレーベルとして復活したのはいいけれども
わずか数年で活動を停止したといったこともありましたし
長続きすればいいのですが

それに日本盤が発売されるかどうかもわからないですなぁ。


さーて しばらくはお手並み拝見といきますか。




ちなみに

冒頭に掲げたブランフォード マルサリスの新譜ですが
マルサリスは自身のマルサリスレコードのアーティストのはずで
オーケーから新譜というのは不思議です。

マルサリスレコードのホームページを確認してみると
しっかりとこのアルバムの紹介がなされています。

どうやらCBSと提携を結び
アルバム製作はマルサリスレコードが行い
ディストリビュートはオーケーが行うということのようです。

ロリンズのアルバムが自身のdoxyで製作し
オーケーで出すのと同じことですね。


この記事で紹介したアルバムです
In My Solitude







2014年10月31日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:2

ソニー ロリンズがオーケーからとは驚いた



” Road Shows, Vol.3” (Okeh)
           Sonny Rollins



少しの間娑婆から離れていましたので
ジャズの新譜について疎くなっているところがあるのですが
春先に出版されたロリンズの新譜については
いつもどおりに入手していました。

内容に関して言うと
前作、前々作同様に近年の世界中のツアーからの
ベストテイクを収めたものになっています。

録音に関しては2001年から2012年と
結構な幅を持った収録になっていますが
それぞれロリンズの気心の知れたメンバーでの
快調な演奏が繰り広げられています。

前作はオーネット コールマンや
ロイ へインズといったジャズリジェンドたちとの競演が
目玉となっていました。

今作ではただいま述べましたとおりに
レギュラーユニットによる演奏となっています。

個人的には前作の総華的なアルバムよりも
今回のアルバムの方が好ましく思います。

近年のロリンズのコンサートに足を運ばれた方達も
そう感じられるのではないでしょうか。


演奏内容に関していろいろと感じるところがあるのは当然なのですが
それと同様あるいはそれ以上に私をビックリさせたくれたのは
ジャケットの左隅に記載された
”Okeh"
の文字でした。

「Okehってあのオーケーかいな?」
ある程度ジャズの歴史をかじった方ならご存知であろうレーベルに
オーケーがあります。

ジャズを聴いてはいてもモダンジャズにしか興味のない方には
オーケーというレーベルには思い当たるものがないかもしれません。

私とてオーケーというレーベルを知っているのは
ルイ アームストロングやデューク エリントンの古い録音についてのみで
あまり詳しく知っているわけでもありません。

ただジャズの録音黎明期にあって
とても重要な音源を有していることは知っています。

またブルーズに関しても同様な意味を持つレーベルであるとの
認識はあります。


オーケー自体は早いうちに個人レーベルから
大手のコロムビアに吸収されているので
私が知っているのはCBS傘下のオーケーレーベルです。


前回までのロリンズのロードショウシリーズの出版は
エマーシーから出ていました。
現在エマーシーレーベルはユニヴァーサル傘下です。

オーケーレーベルはCBS傘下ですから
単に出版レーベルが変わったわけではなく
ロリンズは移籍したことになります。

 
それよりも何よりも
ジャズのレーベルとしてのオーケーというのは
1930年代ぐらいから新規録音はなかったはずです。

ということはこれはまったく新しいレーベルとしてのオーケーなのでしょうか。



うーんさて

話が長くなってきたので次回に続きます。

この記事で紹介したアルバムです
Road Shows Vol.3




2014年10月30日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:0

完全復帰営業中です JAZZ NONSY(元大阪ジャズ喫茶SONNY)

月食ジャズNONSY

「マスター生きてんのかいな」

などと電話で言われまして
どうにも申し訳ない限りです。

はい、元気に復活いたしております。


じつは昨年ちょっとした事故にあいまして
長期にわたりお店を休んでおりました。

今はもう完全復活いたしまして
元気にお店のほうも営業中であります。


身体のほうはもうなんともなく(たまに古傷がうずきますが)
ご心配をおかけしましたが健康体です。

元気にはなったんですが
なんとなく以前の調子とは少し勝手が違ってしまいまして
ブログというかネットとのお付き合いとは離れていました。


冒頭のように心配して
電話を下さる方もいらっしゃるので
ブログでもお知らせせねばと思い
こうやって記事を書いています。


私の休業中にお店のほうの維持を
リムスキーにお願いしていたのですが
彼女がお店の前を掃除していたときに
知らないおばさんから声を掛けられたそうです。

「ここのマスター大変なことやってんてなぁー
車椅子の生活になったんやてぇ」

あまりのことにリムスキーは
おばさんにあいまいな微笑を浮かべることしかできなかったようです(大笑)。

大丈夫です。
わたしはちゃんと二本足で歩いております。
たしかに長い間松葉杖と装具のお世話にはなりましたけど
病院の外では車椅子に乗ったこともないです(苦笑)。

世間さんというのはなかなかに大きな尾ひれをつけてくれるものですなぁ。


元気になって今度はお店の前を私が掃除をしていますと
まったく知らないおばさんが

「お兄ちゃん元気になったんかいな
  良かったなぁ」
と声を掛けてくださいました。
それも一人ではなく数人の方に。

世間様というのは誠にええかげんではありますが
また
かくも優しくありがたいものだと感じ入りました。


このブログのお休みの間に
いろいろなことがあったので
少しばかり私の心のうちにも変化があったように感じます。

それが良いほうに変わったのか
どうかはわからないのですけれども。


またボツボツと
ブログのほうも続けて行きたいと思います。


まずはご報告まで

                  皆さんに こころより感謝を
                               SONNY

2014年10月09日 お知らせ トラックバック:0 コメント:2