やっぱり嬉しいジャズレーベル”XANADU(ザナドゥ)”の再発

"XANADU"(ザナドゥ) というジャズレーベルについて以前にも記事を書いていますが
今回まとまって25の作品がエレメンタル ミュージックというレーベルから発売されることになりました。

これも以前にザナドゥが復活し
ピーター バーンスタインの新譜が出たと記事にしたことがありました。

そのときの発売元はオーチャードという会社であったのですが
またもやザナドゥの権利関係が移動したのかと思いきや
デジタル(ダウンロード)での販売はオーチャードが行うようです。

しかしそれ以降ザナドゥの新譜が発売されていないのはどういったわけでしょうなぁ。


CDおよびLPの販売はエレメンタルが行うという提携になっているようです。
LPというアナウンスメントが一応ありますのでCDの売れ行きしだいでは
ヴィニルでの発売もあるかもしれません。


またエレメンタルのレーベルの本邦での発売権はキングが有しているので
日本盤も少し遅れて発売されるようです。

ただオープンプライスになっているので
直輸入盤として発売されるのではないでしょうか。



第一弾に発売されるアルバムの中からピックアップしますと



”バリーハリス プレイズ タッド ダメロン” バリー ハリス

名実共に名盤といいって良い作品で
バリー ハリスの代表作でありタッド ダメロンの作曲に陽を当てたということでも
プロデューサーのドン シュリッテンの構成力が光ります。





”ピクチャー オブ ジミー ヒース” ジミー ヒース

作曲と共にアレンジメントに定評のあるジミー ヒース ですが
案外ワンホーンの作品というのは少ないです。
プレイヤーとしてのヒースの実力が発揮された好作品だと思います。



その他の第一弾のリリースは以下のとおりです。



ヒースプラザーズの実質的な第一枚目の作品です。



元は別売りの二枚組みのお買い得作品です。






今回のザナドゥの復刻に関してはドン シュリッテンへのトリビュートと銘打たれていまして
それぞれのCDには16ページのブックレットが付き
ドン シュリッテンの未発表フォトグラフやマーク ガードナーの書き下ろしライナーが付属するようです。

また作品の中には未発表のトラックが追加されているようなので
興味を惹かれるところではあります。


そして第二弾以降に発表される作品は
以下のとおりです。

Kenny Barron, At The Piano (1982)

Teddy Edwards, Feelin's (1974)

Joe Farrell, Skateboard Park (1979)

Ronnie Cuber, Cuber Libre (1976)

Al Cohn & Dexter Gordon, True Blue & Silver Blue (2CD) (1976)

Dolo Coker, California Hard (1976)

Kenny Drew, Home Is Where The Soul Is (1978)

Charles McPherson, Beautiful (1975)

Frank Butler, The Stepper (1977)

Bob Berg, New Birth (1978)

Sonny Criss, Saturday Morning (1975)

Teddy Edwards, The Inimitable Teddy Edwards (1976)

Sam Jones, Changes & Things (1977)

Cecil Payne & Duke Jordan, Brooklyn Brothers (1973)
この作品に関しては初出はミューズからのものであったはずです。
私が所有しているものもミューズのものです。
これはドン シュリテンがまだミューズに在籍していたころの作品ですが
その権利を彼が買い取っていたのかもしれません。
さてどのようなジャケットで発売されるのでしょうね。

Barry Harris, Live in Tokyo (1976)

Charles McPherson, Live In Tokyo (1976)

Jimmy Raney, Live In Tokyo (1976)

 
わたしがザナドゥの作品から二十五枚を選ぶとしたら
この中の三分の一ぐらいしか重ならないように感じますが
これはこれで佳作ぞろいだと思います。

アマゾンのマーケットプレイスでは法外な高値が付いているものも少なくありませんので
お気に入りのミュージシャンの作品はこの機会に買って置かれるのが良いと思います。

なにはともあれザナドゥの作品が復刻されるのはとてもうれしいことです。



今回の記事で紹介した作品です

Plays Tadd Dameron

Picture of Heath

Kwanza

Night Flight to Dakar/Xanadu I

Heavy Love

From the Attic of My Mind











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2015年06月26日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:2

ジャズではないにしても興味深い アニー レノックスの今



"Nostalgia" (Island)
Annie Lennox


先日のことですがいつものようにネットラジオをかけながら
店の片づけをしていたのですが
「ゴッド ブレス ザ チャイルド」が流れてきました。

一聴ジャズではないと感じたのですが
その力強い歌声に耳をそばだてさせられました。

モニターを確認してみるとその歌声の主は
なんとアニー レノックスでした。


今の若い方はその名前にピントこないかもしれませんが
ユーリズミックスのヴォーカリストと言えば
洋楽好きの人たちは思い当たるのではないでしょうか。

ユーリズミックスと言ってもまだピンとこない方たちも
彼女の歌声や曲は数々の化粧品や車のCMに使われているので
曲さえ聴けば「あー あの人のことか」とわかるはずです。


私のようないい年をしたおじさんには
彼女の歌声を聞いてすぐにアニー レノックスだと気付くはずなのですが
そうならなかったのは彼女の歌声が当時のものとは
かなり年齢を重ねて変化していたからです。

さすがに三十年の年月はなかなかのもので
当然私もそれだけ年を経たわけでして……


もともと女性らしく力強い歌声の持ち主だった彼女ですが
さらに大地を踏みしめるようなおおらかで自信にあふれる歌声を得ていました。

スコティッシュとアフロアメリカンの違いはありますが
脱色したニーナ シモンのような感じと言えば
想像していただけるのではないでしょうか。

ただニーナ シモンがアフリカの豊かな大地と自然を感じさせるのに対し
アニー レノックスの歌声からは北の国の自然と
一神教の神が存在することを思わせます。



このアルバムの発売元を調べてみるとなんとブルーノートでした。

ならばもっと話題になっていてもいいはずなのにと思いさらに調べると
あんのじょう
日本未発売でありました。
あー やんぬるかな。

さらにさらに調べると
オリジナルのイギリス盤の発売元はアイランドレーベルでした。


以前から何でもかんでもブルーノートで発売するのはなぁーと
疑問を呈しておりましたが
いくらユニヴァ-サル傘下とはいえアイランドまでブルーノートとはねぇ。

ブルーノートから発売されているにしても
このアルバムをジャズと呼ぶことにはとても賛成できません。

しかし昨今流行の所謂カヴァーアルバムで片付けるには
惜しいような気がします。

アニー レノックスの年を経た素敵な歌声を聴くだけでも
価値があると感じています。


ちなみにこのアルバム今回のグラミー賞にノミネートされていたようです。

でも レディ ガガにトニー ベネットという恐ろしいカップルに
トロフィーは掻っ攫われたようです。
ふーむ  
グラミーらしいわなぁ




この記事で紹介したアルバムです
Nostalgia








2015年06月05日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0