さらに深まるストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」の謎


Big Hits (High Tide And Green Grass)
Rolling Stones

意図せずに前回の記事のつづきに


さて私が高校生時代に聴いた「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」は
米英どちらのヴァージョンであったのか確認しようと
倉庫の中から苦労して引っ張り出してきたのが
上記のBig Hits (High Tide And Green Grass)でした。

早速「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」をかけてみると
イントロはオルガンであるものでした。
という事はアメリカヴァージョンという事ですね。

一件落着と思いきや……

このコンピレーションアルバムが日米英
どこで作成されたのか確認しようと調べてみると
なんともこんがらがる結果に。

まずこのコンピレーションはこれまたややこしいことに
米盤と英盤では収録曲や収録順が異なる
二つのヴァージョンが作成されたことが判明。

しかもジャケットの表裏の写真がいれかわって使用されている
とのこと。


高校生の私が購入したのは1976年プレスの
日本キング製作によるもの。

ジャケットの表写真は上記のものと同じ魚眼レンズによる
メンバー写真。

従ってこれは英版wikiによるとイギリス製作と同じもののはず。
なるほど収録曲や曲順はイギリス盤と同一。


イギリス盤であるならば発売元はDeccaであるはずが
私の所有するアルバムにはLonndonとプリント。

これは日本が所有していた版権の都合上こうなっているのであろうと推察。
オリジナルと発売元がことなるのはジャズでも良くあるお話。


しかし
先刻記述した通りに入っていた「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」は
オルガンイントロヴァージョン ?????


オリジナルの英国デッカ発売のアルバムでも
元々はアメリカオリジナル発売「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」である
オルガンイントロヴァージョンがこのコンピレーションアルバムに
採用されていたのでありましょうか?

日本で新たにマスターから編集しなおして製作したとは
なかなか考えにくいのでこの推察で正解かと……


なお現在イギリス製作のアルバムは入手難である模様。



たぶんこんなことも
ストーンズのファンにはあたりまえのことなのでしょうな
      多分ネ






2017年03月15日 ジャズではない話 トラックバック:0 コメント:2

私の側ではなさそうだけどカイ ウィンディングだったとは

ネットラジオをかけっぱなしにしていますと
思いもかけない演奏に「あっ」と驚かされることがあります。

先日そのネットラジオから流れてきたのは
「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」でした。

なんといっても「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」は
ローリングストーンズのヒット曲として知られています。


ストーンズは他人の持ち歌を結構な頻度で録音していますが
この曲も例外ではなくいわゆるカヴァー曲として演奏されました。

この曲は他の多くの歌手たちにも演奏録音がされています。

有名なところではウィルソン ピケットも歌っていますし
沢田研二やグループとしてザ タイガースの演奏もあるようです。


しかしながらネットラジオでかかったヴァージョンは
それまでに私が聴いたいずれの物でもありませんでした。

ネットラジオの配信サイトよりプレイリストを確認すると
なんとカイ ウィンディングによる演奏でした。

女性コーラスを配したジャズというよりは
ブラコン ソウル寄りの演奏なので
まさかカイ ウィンディングによるものとは夢にも思いませんでした。



調べてみますとバックコーラスを務めているコーラスの中には
シシー ヒューストン(ホイットニーのお母さんね)や
ディオンヌ ワーウィックが参加しているという超豪華なもの。

寡聞にしてカイ ウィンディングにそのような演奏があるとは知りませんでいたので
こちらも詳細を調べてみたのですがどうやらシングル盤の発売しかなく
アルバムに収録発売されたものではないようです。

つまりは全米のfm局でのヒット並びにジューク ボックスでの演奏を
狙ったもののようです。

例によりまして日本でのジャズの受容は芸術至上主義(笑)ですので
このようなカイ ウィンディングの演奏はほぼスルーされてきたのでしょう。

私は件の通りにアフロアメリカンのジャズが主食なので
カイ ウィンディングに関してはあまり知見がないのですが
他にもこんな演奏があるのか知らん?


そのうえ実はこのカイ ウィンディングの演奏こそが
「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」のオリジナル録音でした。

いやぁ歳をとっても知らんことは多いですなぁ。


これらのことを調べている中で知ったのですが
ストーンズの演奏による「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」には
二つのヴァージョンがあるようです。

一つはイギリスで発売されたアルバムの

「ナンバー 2」
に収録されたものと

アメリカで発売された

「12×5」
に収録されたヴァージョンの二つ。

アメリカ発売のものはストーンズファンの間では
オルガンイントロヴァージョンとして知られるものだそう。

比べてみると確かにイギリス発売のものは
イントロにギターの演奏がかぶさっていて
アメリカ発売のものはオルガンが単独でイントロを奏でています。

私が高校生の頃に買って聴いたのは
ストーンズのグレイテスト ヒッツ盤のコンピレーションだったのですが
どちらであったのか知らん?


ネットラジオは面白いですなぁ
ストーンズオタクは恐ろしいですなぁ
カイ ウィンディングっておもろいおっちゃんですなぁ





2017年03月14日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:2