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ネットラジオにソニー クリスの音色でピクッとした


Black & Blue /" Tobacco Road" (Capitol)
Lou Rawls


いつものようにネットラジオをかけながら洗い物。

渋ーいうたごえで「オールド マン リヴァー」が聴こえてきました。
これはもう間違えようのないルー ロウルズのものです。

歌声にあわせて鼻歌交じりにタンブラーを洗っていますと
間奏部で硬質でスピードのあるアルトの音色に
ピクッとしてスポンジを持った左手が止まりました。

  ソニー クリス!!!!

ネットラジオの低品位の音でも間違えようのない彼の音色です。
  こんなところに ソニー クリスが


こうなると一旦洗い物は中断です。

パソコンで検索してたどり着いたのが冒頭のアルバム
「タバコロード」

多分ルー ロウルズの代表作。

けれどもジャズ側のアプローチからロウルズに接した私は未聴作。
レーベルはキャピトル。
  (しつこく繰り返しますがなんでもかんでもブルーノート作品にするのはやめて)

なるほど西海岸のミュージシャンであるソニー クリスなら
キャピトルのスタジオセッションに参加していても不思議はないですな。


その後詳細なソニー クリスのディスコグラフィーにあたってみると
オンジー マシューズオーケストラによる歌伴だと判明しました。

ソニー クリスもこういったお仕事こなしていたんですねぇ。


ポップス畑の歌伴で良く聴こえてくるアルトのジャズミュージシャンとしては
フィル ウッズにアート ペッパーの名を思いつきます。

ちょっと間奏部分でアルトで一節お願いしますってところですね。

いやぁ いい仕事してますねー


えーっとジャズ側のアルバムとしてのルー ロウルズ作品もご紹介

Stormy Monday" (Capitol)
Lou Rawls with Les Mccann


またブルーノートの名前で出てーいまーす とくらぁ

レス マッキャンリミテッドの演奏も素晴らしく
このアルバムはジャズファンも持っていて損はないです。








2018年02月25日 かくれんぼ トラックバック:0 コメント:0

大阪で禁煙バー、禁煙喫茶の需要はありやナシや?

禁煙バー

去年の11月ごろからだったのですが
店内を完全に禁煙にしました。

喫煙者の方のお客様もいらっしゃいましたので
かなり考えた末の決断でした。


ご来店のお客さんのうち喫煙なさる方の割合は
ほぼ2割前後であると思います。

全体数から見ても喫煙者は圧倒的に少数派と言えます。


喫煙者の方であっても職場や家庭内では禁煙をされていて
飲食店などでのみ喫煙なさる方も多いようです。

バーや居酒屋、喫茶店でぐらい喫煙させて欲しいという気持ちも
良くわかるのでこれまでは当店も喫煙を許可していました。

しかしながら非喫煙者の方の煙草による迷惑を見るにつけ
これは何とかしないとと思う気持ちのほうが強くなりました。


喫煙者の方が煙草が健康に対してして無害であるという主張や
心身への有効性をいくら説いたところで
吸わない方の迷惑に思う気持ちは変わりません。

喫煙者の方も肩身の狭い想いで
「タバコ吸ってもよろしいですか?」とお聞きになるのですが
非喫煙者のかたが
「いえ、それは困ります」
と否定なさることは皆無です。

結局のところ非喫煙者の方が一方的に迷惑を被るわけで
理不尽な気持ちになります。


様々な理由で政を担う方たちは煙草を禁止にすることは
出来ないようです。

その上飲食店には健康の為分煙化を推進させていますが
私のような10坪未満の個人店にとっては
その実現はほぼ不可能です。

実際上は店の方針として
喫煙可能にするか全面禁煙にするしか手段はありません。

二者択一となれば真摯に考えて全面禁煙とするのが
当然であると結論しました。


そうなれば店としては禁煙を断行することで
今までの喫煙者の方の来店は望めなくなり
売り上げ面では少なからず不利益を生ずることになりました。

先日などは電話で店の所在地を確認された初会の方がおいでになり
店頭の禁煙の掲示をご覧になって踵を返されたことがありました。
 
  さすがに結構へこみました


新幹線の禁煙化もJR東日本に比べて
JR西日本が大きく遅れたのを見てもわかるとおり
大阪での禁煙化は結構難しいものがあります。

売り上げに影響がでたのも事実です。

大阪でバーや喫茶を禁煙にするのは
無謀であったのかなと思う気持ちも少しあります。


ただ
今のところもうちょっとこのまま頑張ってみようと思います。

非喫煙者の方どうぞご来店お待ちしております。

そして
愛煙家の方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。



ちょっと遅くなってしまいましたが
店内の全面禁煙化のお知らせでした。
                      <(_ _)>






2018年02月16日 お知らせ トラックバック:0 コメント:2

リーダーとしてのティモンズ発進

ティモンズの記事よりのつづき

前回まではキャノンボールやメッセンジャーズを中心とした
サイドメンとしてのティモンズの録音を追ってきました。


今回からはリーダーとしてのティモンズについてみていきたいと思います。

1954年にケニー ドーハムのジャズフロフェッツでの初録音を記した
ボビー ティモンズですが初リーダー作は1960年のアルバム

"This Here Is Bobby Timmons" (riverside)
Bobby Timmons

となりました。

時期的にはキャノンボールのグループを辞し
再びメッセンジャーズへ参加する間までのちょうど合間になります。

メッセンジャーズで多くの録音を残しているので
ブルーノートでの発売かと思えばリバーサイドからの出版です。

キャノンボールのグループでの演奏を気に入った
オリン キープニューズがすかさず契約したのでしょう。


初録音から五年以上経過しているので若干遅いような気もしますが
この時まだティモンズは24歳になったばかりの若武者です。

シンプルなピアノトリオでの録音ですが
ベースにはケニードーハムのグループ以来何度も演奏を重ねている
サム ジョーンズ。

ドラムにはジミー コブですがこれまでの録音では
ティモンズとの共演はありません。

サム ジョーンズとジミー コブはウィントン ケリーその他で
接点があるのでそういった経緯での参加でしょうか。

もしくはオリン キープニューズがウィントン ケリーのアルバム製作で
気に入っていて選んだのかもしれませんね。


すでにヒット曲として認知されていたであろう自作の
"This Here"
"Moanin"
がA面の頭から続けて演奏されます。

もう何度も演奏された自作曲が手堅く自家薬籠中のファンキーチューンとして
演奏され ティモンズの初リーダー作での名刺代わりのあいさつ言ったところ。


続いて
ストレイホーンの"Lush Life"がピアノソロで奏でられていますが
テーマのみでバラードとして短く収録されています。

ファンキーチューンが二曲続けて収録されたので
チルアウトというかインタリュード的な演奏です。 


4曲目はスタンダードの"The Party's Over"

若干ファンキーな味付けでテーマが始まりますが
アドリブパートはパウエル直系のビバッパーとしての実力を
遺憾なく発揮し快調に飛ばします。

ファンキーピアニストとしての評価の高いティモンズですが
基本的にはビバップ奏者としての奏法が根底にあることがよくわかります。


A面最後はエリントンの手になる"Prelude To A Kiss"

先ずはピアノのみでバラードとしてテーマが演奏され
続いてベース ドラムが入ってのトリオでアドリブとなりますが
短くまとめられてA面の終了を告げます。

先の"The Party's Over"で聴かれたとおりに
ここでもパウエル直系のビバッパーとしてのバラード演奏です。

ちょっとつんのめるようなティモンズ特有のフレーズの歌わせ方が
所々に感じられますがこの曲だけを聴いて
ティモンズの演奏だと当てるのはちょっと難しいかもわかりません。


B面に替わって先ず演奏されるのは
これも自作のファンキーナンバー"Dat Dere"

2曲目が少し意表を突かれた感じがする
"My Funny Valentine"

さきほどティモンズの事をビバッパーであると記しましたが
テーマから左手も存分に使ってクラシカルにメロディーを
雄弁に謳わせます。

そかからよく考えられたビバップのアドリブ演奏となりますが
ここではティモンズらしさが良くあらわれていて見事です。

個人的にはクラシカルなテクニックも披歴し個性あるアドリブも発揮した
このナンバーがアルバム中の白眉だと感じます。


つづく曲"Come Rain Or Come Shine"は
メッセンジャーズでも愛奏されるナンバーでしっかりと。


最後に演奏される"Joy Ride"もまたティモンズの自作曲ですが
これまでもこれ以降も録音されることのない曲です。

内容はと言えば少しファンクなバッパー達がグループのテーマとして
使ったような曲調です。

コンサートの終局としてメンバー紹介と共に演奏される感じと言えば
伝わるでしょうか。

ということでアルバムは終了。



サイドメンの演奏としては
サム ジョーンズはこの時期としてはベストと言える内容。

ジミー コブもかっちりとした軽量級のフィリー ジョーンズのような
演奏で好演。


録音もサム ジョーンズのベースを肥大させることもなく
ピシッと捉えてジャック ヒギンズが好録音。

ジャケットには御大ポール ベーコン。


オリン キープニューズの愛情がふんだんに注がれた
デビュー作となりました。



曲の選択やリハーサルも含めて十分にねりあげられて
作成された様子が伺えます。

まさしく
This Here Is Bobby Timmons

★三つです

2018年02月06日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0

驚きのバッド プラスにオリン エヴァンズの参加

オリン エヴァンズについては随分と以前から注目してきたジャズピアニストです。

何度かこのブログでも記事にしてきました。


他方The Bad Plusと言うグループも2000年にデビューアルバムを出版し
それまでのジャズに無かった斬新な切り口で
ジャズファンたちの間で大いに話題になりコロンビアと契約した
人気ピアノトリオです。

現代のポップアーティストの曲をアルバムに取り入れるところなんかは
とても好ましく感じましたけれど
アフロアメリカンのジャズを主食とする私にとっては
さほど注目をしてきたグループではありませんでした。


初めてザ バッド プラスのアルバムを聴いた時の感想は
 クラシックあがりのピアニストと
 ロック畑のドラムと
 少しはジャズ語を解するクラシックのコントラバスが
 現代のポップスをジャズでクッキングしてみました。
と言ったところでした。

実際のところ数作のアルバムを残してフェイドアウトするだろうなと
考えていましたが大きな間違いで人気グループに成長しました。


で ですね
先日オリン エヴァンズについて少し調べ物をしていて驚きのニュースが
 「ザ バッド プラスの新メンバーにオリン エヴァンズが参加」
    
   ハァー なんかの間違いとちゃうのん?
と思いましたが複数の海外メディアの伝えるところなので
どうやら事実のようです。

日本のメディアでは全くそのような記事はありませんでしたけれど


オリジナルメンバーのイーサン アイヴァーソン(p)が2017年一杯で脱退し
新年からは代わりにオリン エヴァンズが参加するとのことでした。

いやぁ しかしこのニュースには驚いたのなんの


で 時は2018年に相成りまして
  「あ バッド プラスどうなったんかな」
とネット上で調べてみますと早速新メンバーでアルバムが発表されています。

バッド プラスの公式HPで収録曲が太っ腹にも三曲公開されていたので
聴いてみました。


今までのバッド プラスに良い意味でエヴァンズが異物として働いてくれないかなと
思いながら試聴してみますと……

想像したよりはオリン エヴァンズのピアノが他の二人の音にフィットしています。

なかなか演奏の引き出しの多いピアニストであるのはわかっていましたが
エヴァンズとしては彼らの演奏に少し寄せていった感があります。

当然バッド プラスとしてのグループサウンドが確立されているので
こういった対応は予想されたところではあります。

もちろん以前のアイヴァーソンのピアノにくらべれば
かなり骨太になり重厚感がある音に仕上がっています。


さてさて
新加入のオリン エヴァンズがバッド プラスの今までのサウンドに
どのように変化を与えるのか以降のアルバムが楽しみです。



このバッド プラスの新アルバム"Never Stop II"ですが
現在のところストリーミング配信では日本でも聞けないことはないのですが
CDとしての取り扱いはない模様です。

物としてアルバムが欲しい人はホームページより直販で購入するしかないようです。
アメリカの配送料がかなり高くなってしまったのでちょっと悩むところです。

トータルで21ドルぐらいなので まぁ 買っちゃうか
それとも国内取り扱いを待つか
  なんぞと 思案中
 ふふふふふふ




 しかしまぁ どんな関係からこうなったんやろうね

2018年02月04日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:2

ブロックコードって事はマイルズから教えてもらった

何回かにわたってボビー ティモンズの記事を書いていますが
ウィキペディアのティモンズの項目をみていて
  「また、しでかしましたな」
と 独りごちました。

Wikipediaの編集子によると
   「ティモンズのピアノ奏法は、レッド・ガーランドに受け継がれた」
 のだそうです……


受け継がれた奏法と言うのはブロックコードの事を指しているようですけれど
冷静に二人の生年月日を比較すればおかしいと思うはずですが。


この伝でいくならば
  ウォレス ルーニーはマイルズ ディヴィスに影響を与え
  リッチー コールの奏法はフィル ウッズに影響を与え
  さらにチャーリー パーカーに受け継がれた
のでしょうな。

この編集子は如何なる自信を持ちて
ティモンズの項目を記述をしたのでありましょうや????


Wikipediaの記述の誤りは今に始まったことではなく
最初からでしょうがまだまだそう思っていない人も多く
Wikipediaの記述を根拠に話をされる方はたくさんいらっしゃいます。

どうして無記名の記述を頭から疑いもせずに信じられるのでしょうな。

私の勝手な想像ですがそういうかたは
本を読むという習慣がないのではないかと思います。

本を読んでいるとトンデモ本などいくらもあると気付きますし
権威のある方の見解であっても時には誤りがあるとわかります。
  

Wikipediaに限らずネット上にあふれている情報は
ほとんどが匿名で何の保証も与えれれていません。

ある項目に対してグーグル検索の上位にヒットしていても
それが正解であるとは全く言えません。

こんなことはちょっとネットを見回してみれば
すぐにわかることでしょうが そうでもないんですなぁ。

私はネット環境を手に入れた当時
ネット上で見つけた誤りを何回か管理者に指摘した事があります。

そうするとまぁ驚いたことに感謝されるどころか
逆ギレされることが多々ありました。

以来 ネット上の誤りを見ても
もう見て見ぬふりです(苦笑)

「パウエルの弟子であったモンクは 云々」
てな記事を見てもスルー スルー
  (汚れちまった悲しみに……)


かといって是正する良い方法なんてあるはずもなく
困ったもんですなぁ。

今に電車の女子高生の会話から銀行の取り付け騒ぎを
起こしたような大事が持ち上がるでしょうにね。


              うーーーーーーーーーーーーーーん


さて表題のマイルズからブロックコードと言うものを教えてもらったのは

"'Relaxin'" (prestige)
Miles Davis


御周知のとおりマイルズのマラソンセッションからの一枚。

このアルバムのA面二曲目"You're My Everything"
ガーランドがイントロをピアノで弾き始めたところ
口笛でマイルズが演奏を制止して
しゃがれ声で「ブロックコード!」と指示します。

演奏再開
すると今度はガーランドは
特徴的な ゴンゴン キラキラしたブロックコードでイントロを奏でます。

ブロックコードなんて言葉を知らずにガーランドの演奏に接していた私は
 「あー あれってブロックコードっていうんや!」
というふうに 物の名前を知りとても嬉しかったのです。

マイルズ ありがとう


2018年02月02日 未分類 トラックバック:0 コメント:0