ジャズ批評のディスク大賞ですが……




ジャズ批評で今年からディスク大賞を設けるというので、他のジャズ誌のような提灯持ちの受賞ではあるまいと期待していました。

「ジャズ批評誌の二つの大賞は世界中のジャズが対象です。『時』を得たものであり、画期的な発案ではないでしょうか」との自画自賛による賞ですが、ふたを開けると受賞作には日本盤が勢ぞろい。中には輸入盤も無くはありませんが。


現在、日本国内盤で発売されるジャズの新譜アルバムはざっと15パーセント以下であるように思えます。ひょっとすると一割を切っているかもしれないとの実感を持っています。

前にも少し触れたのですが、日本盤で発売されないことにはどんなに素晴らしいアルバムでもないに等しい扱いをジャズジャーナリズムの間では行っています。あの大ブルーノートの制作でもこれは同じで、米国ジャズ各誌でどんなに扱いが大きくても国内発売がなければ無視です。

この様な状況では日本のジャズジャーナリズムと言うのは単なる提灯記事であると断ぜられても仕方がないと思います。

大賞の選考に当たった方はそれなりのお方であったのでしょうが、輸入盤はお買いにならないのか、どこかへ気をつかわねばならない事情がおありか。

また設けられた賞の内容がジャズオーディオディスク大賞及びジャズジャケットディスク大賞ということで、アルバムの内容如何は問われないと言うなんともジャズ批評と言う名前が泣こうかと言う賞であります。

ジャズのアルバムの中身なんか知ったこっちゃ無いと言うのか、はたまた内容を批評する力はございませんとの開き直りか。

年間のベストアルバムは色々な人のアンケートで答えてもらいジャズ批評誌は関知しませんとの態度も気に入りませんなぁ。おまけに私の原稿は誤植されていました。

以前ブラインドフォールドの記事を書いたときにご登場願ったO氏と共に、選定されているアルバムについてああだこうだとあげつらっていたのですが、ちょっとブログでは掲載できる内容ではありません。知人の実名も飛び出し「ピーッ」ばかりが入って読めない記事なってしまいます。

また機会があればメルマガででも取り上げようかと思います。


私事でございますが、先日わたくしめ誕生日を迎え馬齢を重ねました。ブログ上でも記しましたとおり、ちあきなおみがちょっとしたマイブームでございます。

コロンビアからちあきなおみの「ちあきなおみ、コレクション、ねぇ、あんた」と銘打たれた、6枚組みCDが発売されていたのですが、一万三千六百円との値段の前に買うのを躊躇し、ショーウィンドウの金色に輝くトランペットを前にした雨にぬれる黒人の少年のようなSonnyでございました。

そのようなわたくしめに最愛たるリムスキー嬢がポンッとばかりに、ちあきなおみの全集を誕生日のプレゼントとしてくれたのでありました。ありがたや、ありがたや、リムスキー観音様。

以来わたくしはちあきなおみ三昧であります。つづけてCDを聴いてもまったく飽きませぬ。ひょっとしたらわたくしの最大の鬼門であった演歌を克服できるのではないかなとの期待も持っております。

やっぱりちあきなおみはいい、いいですなぁ。まだまだ続くマイブームでございました。



この記事で紹介したアルバムです
これくしょん~ねぇあんた~


2007年03月03日 象をなでながら考えるJAZZ トラックバック:0 コメント:12

はじめまして。

例の件、こそっと直しておきました(笑)
教えてくださってありがとうございます。


いや~、お恥ずかしいかぎりです。
また遊びにきます。

2007年03月05日 たけぼう URL 編集

たけぼうさん、こんにちは。

お役に立てたようで嬉しいです。
ジャズをお聴きになる方が増えるといいですね。

2007年03月05日 Sonny URL 編集

こんにちわ。

雑誌・評論誌などの存在自体を認めるからこそ、その在り方に疑問や期待を持ってしまいます。情報が製作会社からのみだと信用出来なくなりますから(笑)。
順位や賞でないと中々判断出来ない性質は是非とも無くして、個人の嗜好が前面に出た情報や表現が欲しいと思います。
同じ物を同じ様に好み同じ様に聴くとは限りませんもんね。

2007年03月05日 falso URL 編集

rollins1581さん掲載記念!と言うことでジャズ批評を買ってみたのですが、その他の部分で読むところがない、と感じました。

2つの大賞についても、そういう切り口のものがあっても良いとは思うんですけど、じゃあ、楽曲や演奏の出来とか、アルバムの内容についてはどうなの?というと、ほとんど語られていないような気がしますね。
まあ、楽しみ方はいろいろです...。
少なくとも、自分とはあんまり関係ない雑誌みたいです。
ディスコグラフィーとしては重宝してますけどね。(笑)

Sonnyさん、Yが抜けてましたね。

2007年03月06日 piouhgd URL 編集

falsoさん、こんにちは。

ジャズ批評誌は元の発行母体がジャズ喫茶でした。ほぼお店の機関紙として創刊された経緯からユニークな視点も持った雑誌でした。
残念なことに今は昔日の面影も無い雑誌になってしまいました。私の心の中には頑張って欲しいなと言う気持ちがあります。

2007年03月06日 Sonny URL 編集

piouhgd さん、こんにちは。

「その他の部分で読むところがない」
「少なくとも、自分とはあんまり関係ない雑誌」

falsoさんのコメントにも記したとおり、私は少なくともSJ誌よりもジャズ批評誌に肩入れをしています。
しかしながらpiouhgdさんの感想もむべなるかなと言った感じがします。現在のジャズ批評誌には何を伝えたいのかまた読者は何を欲しているのかのいずれも定まっていないような気がします。
季刊から隔月間になったのはいいのですが、誤植も多いですしね。和田さんの表紙では無くなって、顔の魅力も半減しました。
でも、やっぱり頑張って欲しいんですけどね。

2007年03月06日 Sonny URL 編集

>ほぼお店の機関紙として創刊された

そうだったのですか。
まったく知りませんでした。
オーディオ的な視点が多いのも納得です。
でも、だからこそ、音とジャケットのみの大賞に終始してしまったのは残念ですね...。

2007年03月06日 piouhgd URL 編集

piouhgd さん

とっくの昔にジャズ喫茶は閉店しています。創刊してかれこれ40年くらいになるのではないでしょうか。
次回特集も「ジャケ買い」ということなんですが、急な原稿依頼でどうしたもんかと考え中です。
もう少し身のある特集なら気も入るんですが、どこかのジャズ喫茶の親父のペースにのせられているようで気がのりません。
一般参加も可能ですから、piouhgd さんもガツンと投稿なさいませんか。
rollins1581さんやfalsoさんぬどいさんたちの記事も載っていれば、個人的には魅力があるんですけどね。

2007年03月07日 Sonny URL 編集

こんにちわ。
私の様な邪道なリスナーをいつも気にかけていただいて本当に嬉しいです。
「普通のジャズ・ファンには相手にされないかバカにされるんだろうな」なんて斜に構えた偏屈ですが、Sonnyさんに優しい声をかけられると本当に嬉しくて音痴な鼻歌でも歌いだしそうです(笑)。
ジャズ大好きです、そこをSonnyさんは感じてくれたのかな。

2007年03月07日 falso URL 編集

falsoさん こんにちは。

実は私普通のジャズファンには相手にされず、馬鹿にされています。
本当です。(笑)
でも、このブログでお相手いただいている本当に音楽を愛しておられる皆さんと知り合えて喜んでいます。

2007年03月08日 Sonny URL 編集

根っからのジャズ・リスナーではない自分も、falsoさんと同じ気持ちです。
Sonnyさんにはいつも感謝しています。

Sonnyさんが馬鹿にされちゃうなんて、「普通のジャズファン」って一体どうなってんでしょうね?
でも、そうなると、そもそも「普通」って何?と答えのない話になってしまいそうなのでやめておきます。(笑)

>ガツンと投稿

ジャケ買いですか。
そんなにするほうではないですけど、嫌いではないです。
でも、ジャズ批評のジャケット大賞に選ばれていた作品ですが、CD屋で見かけたとしたら、いずれも自分は手に取らないだろうデザインばかり...。(あくまで、ジャケットだけの話です)
う~ん、という感じです。

2007年03月09日 piouhgd URL 編集

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2007年04月01日 編集












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