ジャズがわかるということをわかって欲しいのですが




「ジャズのことは良くわからないのですが」と前置きして、ジャズのお話をされる方が良くいらっしゃいます。

多分、私がジャズ喫茶なんぞをやっていたので、ちょっとしたエクスキューズをするということなのだと思います。

「ジャズをわかる」とは一体なんだろう

この問いは私のずーっと抱えている問題です。「ジャズをわかる」とはどんなにジャズの歴史やジャズメンのプロフィールを頭の中に詰め込んでみたところで解決する問題ではありません。


「ジャズなんて楽しめばいいのであって、わかるひつようなんかないんだ」という態度もひとつのジャズに対する接し方ではあると思います。


「わかるわからないなんてことはただのたわごとで、好き嫌いしかないよ」と言い切る方もいらっしゃいます。

それもジャズに対するひとつのスタンスではあります。そう考えていらっしゃるご本人の説を変えてみようとは思いません。
しかし、好き嫌いの判断とは別の、わかるわからないという思いが私自身の中に存在することは確かです。



どうしたら「ジャズをわかる」ということを人に伝えることが出来るのだろう。

あるいは「ジャズをわかる」ということを実感できるための実践的な方法は無いのだろうか。


ずーっとずーっとこの問いは私の中にあり、いまだに解決せずに私の頭の中に引っかかったまま在り続けています。


現在のところ、
「ジャズを楽しみながら聞き続けてください。そのうちにわかるということがわかるようになるかもしれません。気長にいきましょう」
と言う手段しかその問いに対する解決方法を指し示すことが出来ません。


なんとかならないものか

無い頭をふりしぼって考えてはいます。でもそうやすやすとは解決しそうな気はしません。


「悟り」とか「啓示」のような宗教的な経験のごとくに急に「ジャズをわかる」と言う境地になると説く方がいます。乗れなかなった自転車に乗れるようになるようなものでしょうか。

私としてはこの説にも加担するわけにはいきません。確かにそういう人もいるのかもしれませんが。

私の場合には「ジャズをわかる」ということは何層にも階層になっていて、ひとつの段階にあってもまたその先があるような風にジャズを理解してきたと思います。

また階層というものとは別の、さまざまな次元や観点からの「ジャズをわかる」ということが絡み合っていると実感しています。

自転車に乗れるようになればもう一生乗ることが出来るという具合に、「ジャズをわかる」ようになればもうそれ以降はオールOKと言う具合にいくとは思いません。

もっと多元的で重層的なものが必要であると感じています。私自身としてはもう何度と無く「ジャズをわかる」という感触を重ねてきて今現在の自分があると思っています。

自転車に乗れても自動車に乗れるわけでもないし、逆上がりが出来るわけでもないといった感じです。



何とか人に「ジャズをわかる」ということをわかってもらえないかな



間違いなく「ジャズをわかる」ということについて言えることもあります。

「ジャズをわかる」ということと「ジャズについて知っている」ということは全く違うと言うことです。

知識は知恵でもなく体験でもないと言うことです。

どんなにジャズの本を読んだところで、ジャズをわかるようにはなりません。

ジャズをわかったように思い込むことは出来るかもしれません。

「ジャズをわかる」ということはジャズを聴くということを通してしか得られないものだと断言していいと思います。


でも、難行苦行のようにジャズを聴いても長い道のりを進むことはできません。あくまでも楽しみながらゆっくり続けるのが結局のところ近道なのだと思います。

「ジャズをわかる」ということを本を読んで知識を得ることでショートカットしようとしてもそれは徒労にしか過ぎません。得られるのはただの思い過ごしだけです。

知ることとわかることは別の物です。



とはいってもどうしたものか

ずーっとこのあたりをぐるぐるとさまよっています。



何とかしたいなぁと思ってメルマガもはじめました。

長ーい目でみてお付き合いください。

何とか答えをだしたいなと





自分の気に入るジャズを、実際にジャズを聴くことにより見つけることから始めてください。


これが現在のところの私の持ちあわせているところの答えです。



そのための有効な手段を無料レポートで作成しました。インターネットラジオ(写真のアキュレディオではありません)を使って家庭をジャズ喫茶にしようと言う試みです。

メルマガをお読みの方にはすでにお伝えしたとおりです。

興味のある方はぜひご覧下さい。「ジャズをわかる」ということの一歩目にはなると思います。
「無料で楽しむ、簡単お茶の間ジャズ喫茶」


2007年03月23日 私のジャズ トラックバック:0 コメント:12

こんにちわ。
Blue NoteとかBluesとかは音楽のタイプから派生した言葉ですから何となく掴み所が有る気もしますが(実際には随分広い意味に使われているので、わからないと言っておいた方が無難かも/笑)、JAZZと言うのはジャンルですよね。これが困るのです(笑)。持っているアルバムをJAZZとJAZZ以外に分けようとする時に明確な基準を自分の中に作れないのです。JAZZをわかっていれば簡単に分別できると思うのですが、私には適当にお茶を濁すのが限界だと思っています。
それに人の名前とかアルバムの名前を簡単に忘れるので「オレって詳しいんだ」って自慢すら出来ません(涙)。「あれっ?これって、何処かで聴いた事が有るぞ」ばかりですから(笑)。
うわっ悲壮感漂う書き込みになってしまったぁ~。

2007年03月25日 falso URL 編集

falsoさん、こんにちは。

ジャズというのは現在進行形のジャンルであるので、どこからどこまでという線引きは明瞭にするのは不可能です。
古典芸能のように動かない物はまだその辺が見極めやすいと思います。
楽しめればジャンルなんてこだわる必要はないというのはそのとおりです。
しかし、ジャズという音楽でしか表現されえない物があるかぎりジャズという区分けは意味があると思います。
この辺のさじ加減が難しいなぁと感じています。

私も人の名前やアルバムの名前がなかなか思い出せなくていらいらします。としのせいもありますが、過度な飲酒による部分もあるので気をつけなければ……

2007年03月26日 Sonny URL 編集

訪問履歴からお邪魔しました。
僕はジャズを演奏はしているんですが自分でもジャズはなんぞやわからずに、悩んだり楽しんだり?しております。
深く考えると良く分からなくなってしまいます。
ただ、ジャズって抜け出せなくなるような麻薬のような不思議な音楽だなあと思います。

2007年03月27日 TONY URL 編集

TONYさん、こんにちは、はじめまして。
コメントありがとうございます。

私はジャズを鑑賞する立場の人間なので演奏する側の方のことは正直全くわかりません。
ジャズとは何ぞやということがわからずに演奏してもジャズに聞こえる方もいるのでしょうね。
また、ジャズということが理解できていてもそれを演奏するということは別のことだというのも予想できます。
演奏するというのはたいていの場合一人では出来ないわけですから、他人との関係が難しいのではないかなと思います。
なんといってもジャズではベースとドラムスは二個一といってもいいぐらいの相性が必要ですね。

TONYというお名前から想像するのはやはりトニー ウィリアムズのことですが、彼のような真に天才と呼べるドラマーの演奏というのは普通のミュージシャンとは異なる別次元の音楽のように思えます。

演奏をすることについては全くわからなくても、演奏をするということはとてもたのしいのだろうなといつも羨ましく思っています。

TONYさん、これからもよろしくお願いいたします。

2007年03月27日 Sonny URL 編集

お返事ありがとうございます。
はいそのとおりで、トニーウィリアムスが大好きなんです。あの人のドラムは拍子が普通じゃないというのかアフリカのリズムというのか初めて聴いたときはショックでした。若かりし頃のマイルスバンドの映像を食い入るようにユーチューブでいつも見ています。
僕は若い頃にトニーに絶大な影響を受けた関西の天才ドラマー東原力哉さんに何度か教えてもらいました。一緒にお酒を飲んでいるとき力哉さんはトニーについて熱く語っておられたことに感動して僕もトニーファンになったんです。いまだに自分自身腕は立ちませんが・・・^^;
聴く側になって、やはり色んなジャズを聴いてみたいと最近衝動でCDを買っています。ソニークラークやアートブレイキーやエバンス等。
レコードは沢山あるけど肝心のプレーヤーが故障してて聴いてません。
これからもソニーさんのジャズ講座で勉強させていただきます。

お願いします。

2007年03月27日 TONY URL 編集

TONYさん

やはりトニー ウィリアムズがお好きでしたか。彼のドラムスを演奏で再現するのも大変なことでしょうが、演奏を聴く側もその全貌を見渡すのは結構な力が必要だと思います。
様々なジャズをお聴きになるのはとてもいいことだと感じます。
ちなみに私のメルマガですが、講座といえるような系統だった物ではなく読まれた方がジャズを聴くためのヒントを見つけてくださったらいいなぁと始めました。
気楽にお付き合いください。

2007年03月28日 Sonny URL 編集

初めまして☆履歴から来ました。

ジャズが分かるとは何か?
深いですね・・。

ジャズ聴き始めて3年経ちましたが、
よく分からんというのが正直なところです。
演奏もしてるんですが、
何ら分かってないと思います。

単純に好きだから聴いている感じです。

2007年03月30日 すがぬま URL 編集

すがぬまさん、こんにちは、コメントありがとうございます。

好きで聞いているというスタンスではじめは正解だと思います。聞いていくうちに好きであった音楽がそうでもなくなったり、嫌いだった音楽が好きになっていたりすると思います。
そのへんに何らかのヒントがあると思います。
ゆっくり楽しんでいかれるのが一番だと思います。

2007年04月01日 Sonny URL 編集

自分が、ジャズにのめりこんで行った時のことです。

幼少の頃から、音楽は好きだったようです。
家では、祖父が、流行歌から軽いジャズのレコードを
聞いていました。

アーサー・キッドのしょじょじ、ペリー・コモの
パパ・ラブズ・マンボ、アーティ・ショウの
フレネシーなどは、覚えています。

小学校時代は、テレビで見る、流行歌を良く
歌っていたようです。弘田三枝子さんなんかは、
好きだったようです。

中学生になって、自分のラジオ付き電蓄を持った頃から
カヴァではない、洋楽を聞くようになりました。

友人が、GSのベンチャーズ・ファンだった事もあり
自分もエレキにのめりこんで行きました、

その友人とバンドを結成し、自分はドラムスを
担当していました。エレキ以外にも当時、ヒットパレードを
駆け上がって行くポップスは、よく聞いていました。

そんなある日、来日していたレイ・アンソニー楽団が、
テレビに出演していました。

シング・シング・シングので初めてジャズのドラム・ソロを
見て、GSとのあまりのテクニックの差に舌を巻いて
しまいました。

しかし、まだこの時点では、ジャズにのめりこんで行くことは
ありませんでした。
当時、日曜日の午後、毎週聞いていたNHKのポピュラー
音楽の番組でジャズ特集が組まれ放送されました。

この時、初めて丸々1時間、ラジオの前でジャズを聞きました。
その時の事は今でも覚えていますが、いつも放送されている
ポップスとは、随分違った、良く分からないフレーズが延々と
続き、退屈まではしませんでしたが、番組が終わった時には
かなり、聞き疲れしてしまいました。

高校に入って、後からドラムスを始めた友人が、ジミー竹内氏の
レコード付きの教則本を購入した事もあり、そこからクル-パや
バディ・リッチのジャズ・ドラムのレコードを聞くようになって
行きました。

同じレコードを何度も何度も聞いたため、完全に覚えてしまった
曲もありました。しかし、自分が演奏したいのは、まだ、
インストのエレキバンドの音楽でした。

そんなある日、当時、新譜で発売されたオスカー・ピーターソンの
ハローハービーをラジオで聞きました。非常に強い衝撃を受け、
そのレコードを購入して何度も何度も聞いてしびれていました。

大学に入った頃には、ジャズドラムが、叩きたくなっていました。
軽音楽部に入る事も考えたのですが、理工系でもあり、実験や
授業時間が、多い事もあり、クラブへ入る事は断念しました。

しばらくした頃、ドラムスでは、音階が出せない為、サックスや
トランペットの様なアドリブのフレーズを演奏する事が
出来ない事に、不満を持つようになりました。

そこでエレキバンド時代から、少しは触った事のあるギターを
再び触るようになりました。

この頃から、ジャズのレコードも少しずつ、買うように
なりました。

ジャズを良い音で聞きたい為、オーディオに多くの資金を
投入してきた為、レコードライブラリーは、数百枚と
少なめでした。

仕事をするようになって、徐々に楽器の演奏からは
遠ざかり、ジャズ・リスナーへとなって行きました。

ジャズが分かるようになるには、自分が受け入れる
ことが出来るジャズ(好みのジャズ)を見つけて
それを聞き込むことで、何段階もジャズが、分かって
行くようです。

そのうちに、聞くジャズの幅を広げたり、深さを
追求するのが、楽しくなって、よりジャズが
分かるようになるとおもいます。

この繰り返しが、生涯、続くのかもしれませんね。

2007年04月03日 インタープレイ URL 編集

インタープレイ さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

多分私の知るインタープレイさんということでよろしいのでしょうね。

>ジャズが分かるようになるには、自分が受け入れる
ことが出来るジャズ(好みのジャズ)を見つけて
それを聞き込むことで、何段階もジャズが、分かって
行くようです。

ジャズを聴き始めた方から少しジャズのことが見え始めた方にとっては、この引用部分は正しいと感じます。

そこから先には自分の好きなものだけを聴くばかりでは前に行けなくなるような気がします。


>この繰り返しが、生涯、続くのかもしれませんね。

全くそのとおりだと思います。人生にはかぎりがありますし、きっと終着点といえるようなものは無いような気がします。

つまるところジャズは聴く方も演奏する側も現在進行形を楽しむ物だと考えています。
結果が欲しいと思われる方にはあまり向かない音楽のように思います。

ここいら辺の解決ヒントは今現在生み出されているジャズを昔のジャズと共に聴いて行くことにあるような気がします。

進行形の私が言えるのはこんなところです。

2007年04月04日 Sonny URL 編集

今晩は、Sonnyさん

>多分私の知るインタープレイさんということでよろしいのでしょうね。

分かり難い書き方で申し訳有りませんでした。その通りです。

人様のブログにコメントを始めて書かせて頂きました。
お返事を書いて頂くと、結構嬉しいものですね。

自分は、今まで、mixiの中では、好きな事を書いてきましたが、
反応が全くといって良いほど有りませんでした。

そこで楽天のブログへ先月末から、少し よそ行きの言葉使いで
好きな事を書いてみたのですが、受けが悪い内容のせいか
アクセス数の割りに、コメントがつきません。

文章を書く難しさ、ある程度の数のテーマを考える困難さ。
自分の文章力の無さ、ボキャブラリーの少なさ等、
改めて、認識させられています。

毎月20日すぎに、Sonnyさんのお店の、近くの内科の医院へ
行き、帰りにお店に寄せてもらうのが、今では、
楽しみになってきています。

今月も、寄らせてもらうと思いますので、よろしくお願いします。

2007年04月04日 インタープレイ URL 編集

インタープレイ さん、やはり思ったとおりの方でよかったのですね。

>文章を書く難しさ、ある程度の数のテーマを考える困難さ。
自分の文章力の無さ、ボキャブラリーの少なさ等、
改めて、認識させられています

私もブログやメルマガを書く際に同じことをいやというほど痛感しています。
わかりあえている人と使う言葉には問題が無いのですがそうではない人を想定して文章を書くのは相当に骨が折れます。

バップ、テーマ、モード、フリー、ブルーズ、コード進行

ちょっと何かを表現しようとするたびに言葉の使用にためらいを感じます。

なるべくこんな言葉は使いたくないのですが使わざる終えない場合は仕方がないです。
何とかならないかいつも四苦八苦します。

>今月も、寄らせてもらうと思いますので、よろしくお願いします。
 
20日といわずにいつでもどうぞ、お待ちしています。




2007年04月05日 Sonny URL 編集












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