名盤は美ジャケに宿れかし



ジャズ批評の5月号はジャケット買いの特集でした。そこで私はジャケット買いをしない旨を書きました。

そのことについて少なくない方から、「本当にジャケットでアルバムを購入することは無いのですか」とご質問を受けました。

「はいっ、わたくしジャケット買いは一切致しません。」キッパリ

理由は簡単です。いいジャケットであるアルバムが必ずしも快作ではないことはある程度アルバムを購入していけば誰しもが気付く筈です。それゆえ、ジャケット買いをすることはダメジャケットの佳作を買い損ねる理由になるので一切致しません。

人というのは脳内での感覚器の処理の大半を視覚のために費やしているそうです。そのためか、いとも簡単に物の本質を視覚によって欺かれることが多いのではないでしょうか。

人間関係であれ物の購入であれ、見た目で判断してどえらい痛い目にあって反省した経験は誰しも有るんじゃないですかね。かく言う私は若い頃にずいぶんとひどい目にあいました。特に異性関係では……


レッド ガーランドといえばこれというのが世間での通り相場ですが実は



の方がこの時期のガーランドの代表作にふさわしいと思います。


またソニー クリスの人気盤といえばこれですが、内容としては円熟してきた



の方がはるかに素晴しい作品です。


「健全な精神は健全な肉体に宿る」
とクーベルタンは言ったと世間では理解されていますが実は
「健全な精神は健全な肉体に宿れかし」
が実際の言葉であったようです。

つまり「健全な肉体に健全な精神が宿ったらええのになぁ」といった願望を述べたものです。それがいつの間にか「健全な精神は健全な肉体に宿る」と通用してきたわけです。

いつも思うことですが人というのは実に簡単に自分に都合の良いように物事を理解してしまうようです。

「美ジャケのアルバムにはずれなし」
  そんなわきゃぁありません


といいながら美しいおねぇちゃんには、コロリとまいってしまうワタクシメでございました。 

2007年05月15日 私のジャズ トラックバック:0 コメント:2

こんにちわ。
コレだけ多くのアルバムが存在している中で音を聴く事が出来ない場合、ジャケットも選択の大きなフィルターになると思っています。
Netでそれ以上の情報が入手出来るのも現在の良いところですからジャケットだけで購入の是非を決める事は有りませんが、それでも変なジャケットよりも自分の好みのジャケットを選ぶ事になります。
昔は、ジャケットの隅の虫メガネでみなきゃならないような文字まで読んで買うかどうか決めたり悩んだりしました。とても懐かしい思い出です。

2007年05月24日 falso URL 編集

falsoさん、こんばんは。

私がジャケット買いしないのは本文にもあるとおりダメジャケットの佳作を買い損なわないためです。
ジャズはポップスなどに比べて格段に小さなレコード会社が制作していたために、内容が良いのにジャケットにまで予算を割けずにひどい物も結構有ります。
昨今も自費出版が増えたためにこの傾向は変わらないように見受けられます。
それに比べてロックなどはさすがにデザインなどにもお金や気をつかっていて見事なジャケットが多いように思います。
今でもロジャー ディーンやヒプノシスのデザインなどを見るとこころが騒ぎます。

CDはLPに比べて格段に小さいのでジャケットやリーフレットに記載されている字も小さく、年をとって普段から虫眼鏡が手放せなくなりました(悲笑)。

2007年05月26日 Sonny URL 編集












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