チャーリー パーカーだってクリスマス

Complete Savoy Live Performances: Sept. 29, 1947-Oct. 25, 1950

"Complete Savoy Live Performances: Sept. 29, 1947-Oct. 25, 1950"
     Charlie parker
  「コンプリート サヴォイ ライヴ パフォーマンス」
       チャーリー パーカー


12月も早くも10日を過ぎ街を歩けばそこらじゅうからジングルベルが聞こえる季節を迎えました。どうもジングルベルを聞くといやおう無く年の瀬を感じてわけも無く気がせきます。

この時期になると、今しかかけることが出来ないクリスマス企画物のアルバムを聴いておこうという気になります。去年も確かこんな記事を書きました。

ジャズミュージシャンのうち特にヴォーカリストの間ではクリスマスのソングブックを出すということは、ひとかどのミュージシャンとして成功を収めたという勲章にもなるようです。
 ナット キング コール
 エラ フィッツジェラルド
 フランク シナトラ
最近ですとダイアナ クラールなんかもこれら大御所の仲間入りを果たしていますね。

インスト物のクリスマスソングブックという物もヴォーカルほどではないにしても数多く制作されています。この時期にターンテーブルの上に好んで載せるのは
 ボビー ティモンズ
 ラムゼイ ルイス
 デューク ピアソン
 サイラス チェスナット
そしてグローヴァー ワシントン ジュニアの物といったところです。


クリスマスソング集という形のものではないのですが少し珍しい物としてチャーリー パーカーが「ホワイト クリスマス」を演奏した物が残されています。1948年にロイヤルルーストのクリスマスセッションとしてラジオで放送されたライブ録音です。

演奏の前にMCのシンフォニー シッドのアナウンスメントにかぶせて「ジングル ベル」の演奏まで聴けるのが嬉しいです。

メンツを紹介しておきますと
  チャーリー パーカー  as
  ケニー ドーハム    tp
  アル ヘイグ       p
  トミー ポッター     b
  マックス ローチ    ds
という今から考えると誠に豪華な顔ぶれになっています。

キッチリとしたビバップの演奏ですがとても小粋な「ホワイト クリスマス」に仕上がっていて楽しめます。
クリスマスセッションというと緊張感の漂うあのアルバムが有名ですけれども,こちらも捨てたもんじゃぁありません。


私はこの音源をサヴォイの権利を許諾したヨーロッパRCAのアナログ盤で持っています。その他にも放送音源ということで海賊盤やらなにやら数多くの形態で販売されていましたが、現在は冒頭に上げたようにコンプリートにまとめられた物で手に入るようです。

調べているうちに見つけたのですがイタリア盤ではまだアナログでも手に入るようです。どうしてもお皿のほうがいいなという人はこちらで。
Live Performances [12 inch Analog]

パーカーというだけで敬して遠ざける方もいらっしゃるようですが、こんな気軽なパーカーの演奏をお聴きになってみてはいかがでしょうか。






2007年12月11日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:2

Sonnyさん、こんばんは。

クリスマスですね。当方の季節感といえば食や酒が筆頭に来るため、何とも下衆な限りですが、この時期はメディアでの露出とともに視覚的にも否応なく目に留まるものですから、おっしゃられるようにせわしなくなってしまいます。

個人的なことで恐縮ですが、クリスマス物のアルバムは今まで敢えて意識して購入しなかった為、手元にはほとんどありません。先日もティル・ブレナーのクリスマスものの新譜が出ましたが手を出せずにいます。

パーカーにこの手のものが存在するとは知りませんでした。圧倒的パフォーマンスで聴くたびに絶句してしまうパーカーですが、コレはなんとなく敷居が低そうな気がしてきました。

2007年12月12日 ぬどい URL 編集

ぬどいさん、こんばんは。

クリスマスの企画物はクリスチャンとしての矜持とエンターティメントの側面とのバランスなどが感じられて面白いような気がします。

パーカーというとどうしてもモダンジャズの粋といった具合に思い込まれるようです。残されているライブ録音を聞いてみるとそればかりでもない側面が見てとれて、これもまた面白く感じます。
ですが、どんな演奏でも格調が感じられるのはさすがだとは思わされます。機会が有ればどうぞ聴いてみてください。

2007年12月12日 Sonny URL 編集












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