寒ーい日のお楽しみ 燗銅壺




ここ数年は暖かった大阪にも先週には雪が積もりました。

大阪には雪が降るといってもせいぜい年に数回といったところで、子供はもちろんのこと大人も雪が降るとみょうにはしゃいだ気分になります。


学生の頃でしたが京都で友人の下宿に居たときに窓の外に白いものがちらつき始めました。
「雪だ」
友人が外を見やって低くつぶやきました。

その雪に対する言葉のトーンは嬉しそうな調子ではなく、少し憂いがこもったような響きでした。

そう、彼は長野県の中でも指折りの豪雪地帯の出身なのでした。


時がたち、サラリーマンになっていた私は北陸の福井県へと赴任しました。
雷をともなった吹雪のような降雪を経験し、雪かきや春先のスノータイヤによるひどい粉塵をも味わいました。

その後、大阪へとユーターンしたのですが、以来私の雪に対する感情は一変してしまったようです。

気が付けば雪を見ると長野の友人よろしく「雪や」と低くつぶやいている自分がいます。



さて、今日も先日以上の寒い一日で時おりあられや小雪が舞うお天気でした。

外へ買い物へ出かけるのもおっくうなのですが、こんな寒ーい日だからこそのお楽しみが有ります。

冒頭の写真をご覧になってなんであるかがお分かりでしょうか。

銅壺(詳しくは燗銅壺)という物で、中に炭火を入れお酒の燗をつけるための道具です。本体にはお湯が巡るような仕掛けになっていて、遠赤外線効果もあり誠に具合のいいお酒の燗がつかります。

左側のごとくの上では薬缶をかけたり、網のうえで酒の肴をあぶったりもできるという非常に良く出来た優れものです。

火鉢の中に入れて使う銅壺もあるのですがこれは本体に取っ手が着いていてどこにでも持ち運びが出来るような仕掛けになっています。

お花見などのちょっとした戸外での宴や、お茶事などでのお酒の用意に使うために作られたようです。


私はと言えば寒くなりますと店内にて炭火を入れて上燗を楽しむ為に利用しています。

さすがに夏場に火を入れて使うわけにはいかないのですが、こんなに冷え込む日には又とない道具です。


今日なぞは日が暮れるのも待ちきれずに炭火をおこして、お酒を呑もうとてぐすね引いて待っているしだいです(笑)。

酒の肴は大根おろしを雪に見立てた雪なべで温かいお豆腐。そしてでたばかりのはしりのカマスゴをちょっと炭の上であぶってね……


まぁなにかにつけては呑もうとするいやしい酒飲みのいい訳でございます。

ああさむいさむい。
 

2008年02月13日 ジャズではない話 トラックバック:0 コメント:4

こんにちわ。
大阪には弟や友人が居るので、今年の雪騒動の話をいくつか聞きました。往々にして「久しぶりの雪だから」と言う言葉が付いていましたが、Sonnyさんはどうやら違うようですね(笑)。

今日気が付いたのですが、私のBlogへリンクなど貼っていただき申し訳ない気持ちです。雑多で大袈裟な中身の薄いBlogですが、これからもお付き合いしていただければ幸いです。
もしよろしかったら私の方からもリンクを貼らせてもらえませんか。勘違いして私のBlogにやってきてしまったジャズに関して知りたい方を誘導できれば、その方たちにも喜んでもらえると思うのです。

2008年02月17日 falso URL 編集

falsoさん、こんにちは。

大阪の雪ですが5cmほど積もりました。実はこれぐらいの雪が結構やっかいで、ジクジクと溶け出してハネが上がります。
その上夜間の寒さで凍結してアイスバーン状態になりつるつる滑ります。

とは言うもののあちこちの家の前に小さな雪ダルマが出来て楽しくもあります。これくらいの雪ならまぁほほえましいです(笑)。

リンクですが勝手に貼ってしまってこちらこそ申し訳ありませんでした。
リンクしていただくのは何の問題もありません。よろしくお願いいたします。

2008年02月18日 Sonny URL 編集

Sonnyさん、こんばんは。

遅いコメント失礼致します。今年は本当に太平洋側も雪が多かったですね。今日はこちらも暖かく良い天気でした。当地の比較的近くにある偕楽園の梅まつりも始まりましたがまだ数回の寒の戻りはありそうですね。

私は北海道の人間ですので雪は面倒な方と思われがちなのですが、父親の転勤と自分の仕事の関係であちこち移動しておりどちらかというと雪に今まで縁がない土地に住んだことのほうが多かったです。復帰直後の沖縄に6年いたりとか、自分の仕事で10年ほど前にはタイに赴任していました。

そんな感じなので冬になると自分の血なのか、それとも卑しいのか酒と肴を求めて北上してしまいます。吹雪と皮膚の痛さに耐えてウロウロするのが好きだったりします。酔狂な話ですね。

しかしながら見事な燗銅壺をお持ちですね。しかも色々と付随したものがの呑兵衛ごころをくすぐります。この時期ならではのものですからこの冬の活躍の場はまだまだありそうですね。久し振りに燗を付けて呑みたくなりました。

2008年02月20日 ぬどい URL 編集

ぬどいさん、コメントありがとうございます。

勝手にぬどいさんはずーっと水戸にいらっしゃる方なのかと思っていました。
北海道出身でタイに沖縄とは寒いは暑いはですねぇ(笑)

私もどちらかというと暑い夏よりも寒い冬の方か得意です。
それも日本酒と酒の肴がおいしいからという単純な理由からかもしれません(笑)

今年は20年ぶりの厳冬とあって銅壺がとっても役に立っています。
現在新品で燗銅壺を買おうとするともっと小さい物で10数万円もしてしまいます。根気良く古道具屋さんで探していると二万円ぐらいで手に入ると思います。
とってもいい具合に燗が使って上手い酒が呑めますよ。(そそのかす悪い私(^_^.))

2008年02月21日 Sonny URL 編集












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