モダンジャズの世界の大きさは?



 新譜の紹介をしようと思ったらトラブルで小一時間かかって作成した記事を一瞬にして消失してしまいました。あほですね。気を取り直すのに時間がかかりそうなので、軽い話でも書こうと思います。
 なおカテゴリー名は昔ジャズの雑記のようなものを店内で配っていたときに使っていたものです。
 二十数年前のことですが、あるジャズ屋のオヤジと「いったいジャズというジャンルのレコードは何枚ぐらいあるのか。」といった愚にもつかないはなしをああでもないこうでもないとしたことがあります。
 その頃はいまのように週に何十枚というCDが出版されるということはありませんでした。またヨーロッパなどのアメリカ以外のジャズに関する情報もほとんど耳にすることはできませんでした。おおよその年代をモダンジャズということで40年半ばから80年にかけてという区切りで話をしました。
 そのときにひねり出した答えの根拠はおおよそこんなものでした。
  1. 所持枚数の多さを誇っているジャズ喫茶のレコード数。
  2. 当時一番信頼が置けるといわれたディスコグラフィーのイェプセンでの記載数。
 もう話の詳細は忘れてしまいましたが二人が出した結果の数字はおおよそ一万四、五千枚であろうというものでした。まあいい加減な話なのでその数字の精度は保証できるものではありません。まあ、お遊び程度にお聞きください。
 さてさて、それではレコード一枚の記録時間を両面で30分とすると全部のレコードを聴くには少なくとも7000時間をようするわけです。
一日に平均して3時間をレコード鑑賞に当てるとして、7000÷3は2333日。2333割ることの365は6.4年!!
 たった一回の聴取で内容の把握はできないので3回は聴くとして19.2年!!!! 二人して出てきた数字の途方もなさに驚いて苦笑いするばかりでした。
  よく所持するレコードの枚数を誇る人がいますが、私は以上のようなわけでそれだけではその人を尊敬するわけにはいきません。実際私が伺ったお宅で8千枚のレコードを所持する一般の方がいらっしゃいました。8000÷……  もうよろしいな。
 レコードを持っていることと、その内容を把握していることはぜんぜん違うことなのです。
 私の経験でいくと月に10枚以上の新譜を買うと頭の中やら、物理的な時間やらがオーバーフローしてしまいます。普通の社会人であればせいぜい6-7枚が限度だと思います。つまりどんなに頑張っても年に100枚程度のアルバムを把握するのがやっとというわけです。
 「ああ、命短し恋せよ乙女。」「日暮れてなお道遠し」
 この数字に発奮してジャズに対して志の高いまじめな青年は「よし一刻も早くジャズ喫茶の親父になって、ジャズの世界を制覇するのだ。」と決心。後年modern JAZZ SONNY!を開店したのでした。めでたし、めでたし   もちろんうそです。

2005年08月01日 象をなでながら考えるJAZZ トラックバック:0 コメント:4

こちらにおじゃましました。
なんとジャズ喫茶のマスターでらしたんですか。
ジャズ好きは誰もが一度はあこがれる環境ですね。ご苦労もあるとは思いますが。。

ジャマルさんの記事にTBさせていただきました。
ひまわりのCDもおもしろそうですね。

ジャズ暦長い割りにぽろぽろ聴いてるので、こちらのお店でいろいろみつけたいです。

2005年08月02日 ろ~ず URL 編集

Sonny
ろーずさん、ご訪問くださりありがとうございます。TBはご自由にどうぞ。ジャズは聴き続けてなんぼというところがありますので、ゆっくりと聴いていかれるとよいと思います。これからもよろしくお願いいたします。

2005年08月03日 Sonny URL 編集

コメントいただき有り難うございました。お邪魔させて頂きました。やはり同じ事考えるものですね。聴く時間が無いと分かってながら、でもまた買っちゃうんですよねー。武満のそれは私もよく聴きますよ。ではまた遊びに来ます&来て下さいませ。

2005年08月03日 selim0816 URL 編集

Sonny
ご訪問いただきありがとうございます。
 そうなんですよね。わかっちゃいるけどやめられないんですよね。音楽好きな人はみんなこんな感じなんでしょうね。なんか同病相哀れむってふうですね。
 またそちらにも寄せていただきます。

2005年08月03日 Sonny URL 編集












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