ラムゼイ ルイスのクリスマスの響

Sound of Christmas

店の商店街を歩いているとメル トーメ作曲の「クリスマスソング」(ちょいとわかりにくいですがこれがタイトルであります)が、軽いアレンジで演奏されている物が流れていました。

ちょっと前まではクリスマスに街で流れているのは「ジングル ベル」や「きよしこの夜」、「赤鼻のトナカイ」、「もろびとこぞりて」と言った曲ばかりでしたが、最近は随分とこなれた曲がながれるようになったもんですなぁ。


敬虔なるクリスチャンの方には意味深いクリスマスでありましょうが、たいていの日本人にとっては恋人とのイヴェントなり、パーティ、こどもたちは異国のサンタさんなるものがプレゼントをくれる楽しみな日なのでありましょう。

さすがお宮参りに始まり、チャペルで結婚式を挙げ、お葬式には仏さんでと言う日本人ならではのクリスマスということで。

ごたぶんに漏れず私にとっては相方のリムスキーとちょっとしたプレゼントを交換しシャンパンを開ける為の口実にしかすぎないわけであります。


いつしかもクリスマス関係のジャズアルバムについての記事を書いていますが懲りずに今一度。

クリスマスが日本人にとってちょっとした嬉しいお祭りであるならば、うってつけなジャズアルバムがラムゼイ ルイスの「サウンド オブ クリスマス」です。

ラムゼイ ルイスののりに乗っていた頃のベストメンバーであるエルディ ヤングがベース、レッド ホルトのドラムズによる軽快なピアノトリオによる演奏です。このトリオの演奏と言えば「ジ イン クラウド」ばかりが有名ですが、このメンツであればどんなアルバムを買ってもハズレは有りません。

適度にファンキーでありながら非常に洗練された都会的な面も併せ持つ稀有なグループであります。

アメリカでは非常に人気のあったグループでありまして、彼らの演奏を真似したようなピアノトリオも数多く存在します。ですが、このトリオのような素晴しいグルーブを持ちえたものは知る限りありません。

この黄金期のラムゼイ-レッド-ホルトですが良くある大人の事情で解散をしてしまい、ラムゼイ ルイスのグループとレッド-ホルトのグループに分裂します。
それぞれにメンバーを集めてアルバムを作るのですがこの三人が一緒に作ったような素晴しいアルバムは出来ようはずもありませんでした。

本当に絶妙な組み合わせであったピアノトリオであったという訳です。


このアルバムをかけながらシャンパンをあけてくつろいでいると、良き時代のアメリカのクラブで過ごしているような気分が味わえます。六畳一間のこたつで寝そべってる状況では無理かも知れませんが…… そこはそれ気を気でやしないまして ね。

クリスマスアルバムと言うのはなかなか他の時期では聴くことが出来ないようですが、このアルバムに限っては明るい感じになりたいときにお皿の上に載せたりします。

ジャジーという言葉がぴったりとあてはまる佳作であります。

この記事で紹介したアルバムです。
Sound of Christmas



つけたしでありますが

このラムゼイ ルイスのアルバムはアーゴと言うレーベルから発売されました。ところが今現在はヴァーヴの名前の下に発行されています。
アーゴの作品は統合により現在ヴァーヴ傘下で発行されているようです。しかしながらアーゴの作品をヴァーヴのレーベル名で販売するのはやめてほしいものです。
アーゴと言うのはチェス・カデットといったシカゴでの名の有るレーベル名であるわけで、私たちジャズの愛好家にとってはブルーノートやコンテンポラリー同様意味深いレーベルであります。
ヴァーヴももちろん古くはノーマン グランツのレーベルとして名を成し、MGM傘下でもウエス モンゴメリーやウィントン ケリーと言ったミュージシャンの代表作を多数産み出しています。
それらをいっしょくたにヴァーヴと言う名前で発行するレコード会社にはジャズに対する愛情がかけているのではないかと疑ってしまいます。
何でもかんでもブルーノートの名前で発行する会社もあわせて、真剣に再考していただきたい物です。
こんなところで書いていても何の足しにもなりはしませんが。(苦笑)

2008年12月19日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












管理者にだけ公開する