ジョン イラバゴン 「フォクシー」 に ヒガシマル賞をどうぞ

Foxy

JON IRABAGON "FOXY"
Jon Irabagon (ts)
Peter Blendler (p)
Barry Altschul (ds)



ジョン イラバゴンという名前を初めて聞いたのは何年か前のモンクコンペティションの優勝者としてでした。

そのときに優勝者の特典としてメジャーデビュー作品が世に送り出されたのですが
はっきり言ってそれほどの素質を感じませんでした。
あまりに保守的なバッキングを勤めるミュージシャンを選んだせいかもしれません。
もっとも彼がバックミュージシャンを選んだのかどうかは私には知るよしもありません。

それ以来彼の作品を手にすることは無かったのですが
2010年の新作のあまりにあほらしいジャケットにやられて
アルバムを購入することにしました。


はい、チョットこのジャケットをご覧ください。

何が言いたいかはお分かりでしょう?(笑)
2.3年もジャズをお聞きになった方はこのジャケットにピンときますわなぁ。

はい、ソニー ロリンズのかのコンテンポラリー盤であります(爆)。
このジャケット結構細かいところにも凝っていまして
右上をごらんいただくと 
  CONTEMPORARY
   STEREO
とあります。

んな わきゃあ ありません。


そして右下角のロゴマークにご注目を
輸入版で名盤を収集している方にはなじみのあるロゴマークが
  はい OJC ooaka jazz club

んな わきゃぁ ありません2


そしてスペシャルゲストの名前が
ああ、おナツカシや バリー アルトシュル

そうです
あのサークルでドラムをたたいていたかのひとであります。

こりゃもうジャケット買いをしないことを標榜しているわたくしめも
かわずにゃぁいられません。


ということで購入したのですが
聞いてびっくり!

このアルバム
ジャケットの裏には12曲のクレジットがあるのですが
実際にははじめから終わりまで約80分の間ノンストップ演奏!!
こんなことはジャズ界始まって以来の暴挙でありましょう。

ドラムがドラムでしかもピアノレスということで
ドシャメシャなフリージャズを想像しそうですが
中身はフリーキーに傾く場面もあるにはあるのですが
基本的にはハードバップの範疇で演奏が繰り広げられます。

アルトシュルというドラムには
フリーにしても結構知的な演奏家であると認識していたのですが
ここではなかなかのやたけたぶりで
にんまりしてしまいます。


このジャケットからするに
イラバゴンはロリンズを崇拝しているのでしょうが(実際そういう演奏も残しています)
ここでの演奏を聴く限りはジョニー グリフィンがアイドルといった感じがします。

マルチリード奏者であるイバラゴンですが
基本的なボキャブラリーはアルトサックスにあるようです。

そこへテナー奏者としては基本的なコルトレーンを加えて
すこしばかりロリンズの粉を振りかけたという印象です。


正直に言うとイラバゴン自身の個性の確立には
いまだいたっているようには聞こえませんが
このハッチャケぶりには好感を持ちました。

アルバムをはじめから最後まで通して聞くのは無理ですが
適当なところを区切っておなかが膨れるまで聞くには面白いアルバムです。

ジャケットの中身の写真も含めて
持っていて損はしないのではないかなぁと思います。


といことでジョン イラバゴンの「フォクシー」に
2010年審査員賞を送りたいと思います。

「はい、ヒガシマル ヒガシマル」 (by Bonji Saijou)


この記事で紹介したアルバムです
Foxy





2011年05月18日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:2

妙に面白そうなアルバムですね。
今、この人のmyspaceで曲を聴いているところですが、別のアルバムに収録されているもので、どうやらこのアルバムでの演奏とは雰囲気が違いそうです。

で、ちょっと調べてみて、別の方が紹介していて興味を持ったことを思い出しました。
聴いてみます。

2011年05月18日 piouhgd URL 編集

piouhgdさん、こんにちは。

イラバゴンはまだまだ発展途上といった感じなのですが、このアルバムの思い切りの良さに一票。ということで審査員賞です。

これからいったいどこへ行くのかな といった興味がありますね。ちいちゃくまとまらないでほしいなと思っています。

2011年05月19日 Sonny URL 編集












管理者にだけ公開する