ジェイムズ ウィリアムズが甥っ子に送った曲



" Jazz Dialogues Vol. 2" (cdbaby)
James Williams


ずいぶんと昔の記事でジェイムズ ウィリアムズのCDを紹介しました。

それが上記のアルバムなのですが
その中に収録されている曲に"For My Nephews"という
それはそれはため息が出るほど美しい旋律の曲があるのです。

ですが収録されているアルバムは自費出版によるもので
長らく絶版状態にあったのですが
調べてみるとアマゾンで現在購入ができるようなので
再びジャズ界のおじさんつながりで紹介したいと思います。
  

"For My Nephews"と言うぐらいですから
この曲にはささげられた人がいるのですが
誰だかお分かりでしょうか。

ベテランのジャズリスナーでもちょっとむつかしいかもしれません。
そのささげられた甥っ子というのが

トニー リーダスその人であります。

80年代以降のジャズを愛聴されている方にはなじみのある名前だと思いますが
一般的な知名度はどうでしょうかねぇ。

ウディ ショウのメンバーで盟友のマルグリュー ミラーやケニー ギャレットとともに
録音があるということからも無名であるわけではないと思います。
いや 思いたいです。


以前の記事にも書いたのですが
ジェイムズ ウィリアムズは上記の自費出版の傑作アルバムを4枚残して
それほどの時をおかずしてこの世を去ってしまいます。

デイブ ストライカーが受け取ったジェイムズの最後のメッセージは
トニーと連絡を取り合って欲しい 
というものであったそうです。

それほどまでにジェイムズは
甥っ子のトニーのことをずっと気にかけていたのですね。

そう思うとなおさら"For My Nephews"と言う曲が
美しく心に響きます。
(あまり余計な知識で曲に先入観を持つのはいかんのですけど ゆるして)




さてそれほどまでにジェイムズに愛されていたトニーなのですが
なんとも やんぬるかな……

ジェイムズがこの世を去って4年後に
トニーもまた鬼籍に入ってしまいます。
 (イタリアから楽旅の帰りにアメリカに降り立ったとたんに
  いわゆるエコにミー症候群にみまわれて)

早世の家系なのかしら
なんとも残念

あまりに美しい"For My Nephews"と言うのもなんとなく罪つくりのような

ボビー ワトソンの言うとおりに
天国で二人して仲良く語り合っているでしょう。



まだまだジャズ界には
おじさんと甥っ子のおはなしがあるのですが
本当にこれくらいにしておかないとね
きりがないですよね。
 



この記事で紹介したアルバムです
Vol. 2-Jazz Dialogues
Minor Thang


2016年04月10日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












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