終の棲家 ブルーノート


「ダイアローグ」
ボビー ハッチャーソン
 
ボビー ハッチャーソンの記事を書いていて思ったのですが
彼の初リーダー作品はブルーノートの「ダイアローグ」でした。

その後ハッチャーソンはご存知の通りに70年代の半ばまで
数々の代表作をブルーノートからリリースしています。

その後ブルーノートは活動を休止してしまい
ハッチャーソンはコロンビアやランドマーク、コンテンポラリー、ヴァーヴなどなど
数多くのレーベルからリーダー作を発表しています。

そしてその 掉尾を飾ることとなったのが新生ブルーノートに移籍して発表した

「エンジョイ ザ ビュー」
ボビーハッチャーソン

でありました。


これにつけ思い出されるのが
アンドリュー ヒルのことです。

ヒルの初リーダー作はブルーノートからではなく
59年のワーウィックからのものですが
それ以降しばらく作品の発売はなく63年になってブルーノートで作成されたのが

「ブラック ファイアー」
アンドリュー ヒル
でありました。

その後ヒルは未発表作品を含めると十数作ものアルバムを
ブルーノートからリリースすることになります。
(未発表作品が多いというのは残念なことにセールスが良くなかった)

その後ハッチャーソンと同じくブルーノートの休止以降は
イーストウィンドやスティープルチェイス、ソウルノート、フリーダムなどなどから
数々の作品を発表しています。

その後2007年に彼はその生涯を閉じることになりますが
その直前にブルーノートに移籍して発表されたのが

「タイムラインズ」
アンドリュー ヒル
でありました。



…… 
ボビー ハッチャーソンもアンドリュー ヒルも
まさに自身の生涯の最後に
若かりし頃の活躍の地に帰ってきたように見えてなりません。


ジャズマンの生涯を描いた映画作品は数多くありますが
個人的にこれは佳作であると思えるのは
デクスター ゴードン主演で作成された

「ラウンド ミッドナイト」
ベルトラン ダヴェルニエ
 
この作品はバド パウエルの生涯を
デックス主演のためにサックス奏者におきかえて
製作されています。

この中でデックス演じる主人公は
最後の際に移り住んでいたパリを離れて
アメリカの地へと帰還します。

実際のパウエルの生涯もその通りに
終焉の地はアメリカです。


ブルーノートにも数々の名作をのこしたデクスター ゴードンですが
彼の公式なラストアルバムは

「アザーサイド オブ ラウンドミッドナイト」
デクスター ゴードン
でありました。


みんな最後の安寧の地は
ここだと決めていたかのごとくですなぁ



ここに至り本朝には言霊というものがあるので気にはかかるのですけど


「ナイト ドリーマー」
ウェイン ショーター

上記のアルバムは彼のブルーノートにおける初リーダー作です。

ウエイン ショーターもまた初リーダー作はブルーノートではなくて
ヴィージェイからのものなのですが
ショーターの音楽観が完成された傑作の数々はブルーノートに残されています。

その後ショーターはご存知の通りにウェザーリポートを結成し
名作の数々を送り出すことになります。

そして久しぶりに作成されたリーダ作はワーナーに始まり
近年はヴァーヴから順調に発売されていました。
 

ところが前作の

「ウイズアウト ア ネット」
ウェイン ショーター

は突然にブルーノートへの移籍ニュースににつづき
作成発売されました。

ロリンズもまだまだ元気ではいるのですが
スタジオに入った作品は長らく発売がありません。

テナーサックスのリビングリジェンドの新作を望みうるのは
ショーターが最後の砦であると言えるのですが


私はショーターの新譜をまだまだ聴きたい!!!


ブルーノートがデスノートになりませんように





2016年10月05日 未分類 トラックバック:0 コメント:0












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