世界一有名なジャズピアニスト?、でも私は知らなかったBob Acri


"Bob Acri" (Blujazz)
ボブ アクリ


最近ジャズもいいなと思い始めたという妙齢の女性から
「このジャズピアニストはどういう人ですか」
とスマートフォンの音楽を聴かせていただきました。

彼女は私のことをジャズのことなら何でも知っている師匠とでも思っているようで
にっこりと微笑みながら私の答えを求めています。

ううーん
全く私には想像もつかないピアノです。
ジャズかどうかも判別がつきづらいのですが
まぁジャズと言えばジャズ。

アフロアメリカンのモダンジャズにどっぷりとつかってきた私には
とてもジャズ感の希薄なピアニストに思えます。

まず間違いなくアフロアメリカンのジャズピアニストではないな
とはいえ思い当たるピアニストは皆無です。

「これはいったい誰ですか」と問うと
ボブ アクリというピアニストで
曲は「スリープ アウェイ」とのことでした。


「いやぁ、ごめんなさい
 全く知らないピアニストですわ
 またちょっと調べておきますわ」
とその場は逃れました。

「なんだジャズなら何でもわかるんじゃなかったの」
 て思われたでしょうな 私   (苦笑)


でこんなピアニストの曲をどこから見つけてきたのか聞いてみると
ウィンドウズのサンプルミュージックとして入っていたとのこと。

それにしても全く聞いたことのない名前ですなぁ
Bob Acri

こういう時にはネット検索ですな(便利な世の中ですわ)

どうやらシカゴのローカルミュージシャンのようで
いわゆるスタジオミュージシャンとして活動したり
歌伴として演奏をしていたようです。

かの有名なミスター ケリーズのハウスミュージシャンも務め
エラ フィッツジェラルドやカーメン マクレェの伴奏もしたことがあるそうです。

となれば少しぐらいはその名を耳にしたことがありそうなものですが
今まで全く名前すら聞いたことのないピアニストです。


アマゾンでアルバムを検索しますと
二枚のアルバムがヒットしました。

そのうちの一枚が
無料音楽聴取サイトのSpotifyで聴けました。

それが上記のセルフタイトルのアルバム
「Bob Acri」です。


トリオの演奏かと思ったら
トランペットやテナーサックスにフルートやヴァイオリンが
曲によってフィーチャーされています。

ネット上を探してみてもミュージシャンのクレジットが無いのですが
ソロを聴いてみればベースは間違いなくジョージ ムラーツのようです。

テナーとフルートの演奏を聴くと
どうやらフランク ウェスであろうということもわかります。

トランペットやヴァイオリニストに関しては
私の頭の中の辞書に照らし合わせても
全く合致するものがありません。

ドラムはどこかで聞き覚えがあるような気がするのですが
これも判然としません。

なんて思っていたらアマゾンに掲載されているジャケットをよく見ると
ルー ソロフにエド シグペンの名前が
(最初からよう見とけよ ちゅう話ですな)

これほどのベテランミュージシャンをサイドメンにするのですから
ボブ アクリはある程度アメリカでは名が通っているのでしょう。

お金を積んだということもあり得ますけども


一通り収録されている曲を耳にしましたが
やはり私の耳にはジャズ感の乏しいピアニストに聞こえました。

だからこそ
ウィンドウズを手にした一般の人たちに嫌われることなく
「なんとなくジャズっていいよね」
と思わせることができるのでしょう。

ううーん マイクロソフト 恐るべし


個人的にはひとつまた賢くなった気がしました(笑)

ジャズの世界はほんとに広いですなぁ。




この記事で紹介したアルバムです。
ボブ アクリ





2016年10月10日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












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