ジャズ・LPレコード・コレクション(ディアゴスティーニ)の真価? 多分足りないのは愛情


ジャズ・LPレコード・コレクション(ディアゴスティーニ)
「カインド オフ ブルー」 マイルス デイビス


レコードブームについての記事を書きましたが
その時に触れたディアゴスティーニのジャズ・LPレコード・コレクションを
いただいたので実際に聴いた感想を書いてみたいと思います。

このディアゴスティーニのシリーズがどのような消費者を対象にしているのか
判然としませんが私が製品に感じたところです。

雑誌としての評価ですが
作品に対しての記事の量は通常のライナーノートにして
約二枚程度の分量です。

私はライナーノートなど無くても良いと思っているので
これに関して不満はありません。

読み物としてはさほどの量も内容もありませんので
記事を読みたい方は過剰な期待は持たないほうが良いと思います。



次にレコードとしての評価です。

ジャケットに関してですが質感は
一般的なアメリカ製の再発ジャズ盤(後期OJCなど)と
同程度のものだとみてよいと思います。

ジャケットは何をもとにして複製されたのかはわかりませんが
写真は若干ピンボケです。

これはOJCなんかのほうが良いと感じます。

日本製のオリジナルに忠実な復刻盤などの質を期待すると
失望するかもしれません。

個人的にはこんなものだと思います。


さてレコード本体についてですが
180グラムの重量盤を謳っているだけあって
しっかりしたつくりでヴィニールの質も良いものです。

ジャケットや刻印には生産国の表記が無いのですが
おそらくはフランスプレスではないかと思います。

これに関してはOJCなどに比べると優れていると感じます。


肝心のレコードの音質についてです。

レコード針を下して最初の一音を聴いただけで
 あれっ
と感じました。

全く平板な音作りで音場に乏しく
また音も薄っぺらく感じます。

レコードの音を聴いているというよりは
まるで初期の頃のCDを聴いているような気がします。

高音に関しては明らかに高域が落ちているようです。

低音も音量は若干大き目かもしれませんが
音はぼやけてしまっています。


一体全体どんな音源から音を起こしたんでしょうなぁ?
レコードに対する愛情が全く感じられません。

普段レコードを聞きつけていない方たちは
この音をどう感じるんでしょうか。

ひょっとして
 「この刺激感のないスムースな音がアナログのいいところ
  やっぱりレコードはいいなぁ」
とか思っているんじゃないでしょうね。

かなり心配です。


シリーズの宣伝に賛を寄せている
評論家、ジャズ喫茶店主、レコード店主、DJの方たちは
再生音を聴かずに記事を書いたんでしょうなぁ。
可哀そうですなぁ。


価格(コストパフォーマンス)に関して

990円という初回限定価格であれば
これで文句はありません。

しかし3作目以降の2980円なら
高すぎますなぁ。

私だったら
それほど探すのも困難でもない
1970年代のアメリカプレス再発盤を
1300円程度で買うほうがはるかに良いと感じます。



この記事を書くにあたって先ほど手持ちの
アメリカ製セカンドプレス(いわゆる2Eyes)のステレオ盤を聴きなおしましたが
オリジナル盤でなくとも満足のいく再生音でした。

ディアゴスティーニ盤のカインド オブ ブルーで
レコードの実力を誤解されなかとても心配です。


はい
老婆心ながら

ひとこと









2016年11月02日 レコード トラックバック:0 コメント:2

元々興味湧かなかったので、手にも取ってないですが、やはりその程度のものなのですね。

ところで、久しぶりにメールを送りました。お時間ある時にチェックしてみてください!

2016年11月03日 piouhgd URL 編集

piouhgdさん、こんにちは。

メール気づかずにすみませんでした。
楽しみができました。

返事をしましたのでよろしくお願いします。

2016年11月03日 Sonny URL 編集












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