オーディオ構築の要は音の記憶

音の記憶

先日ディアゴスティーニ発行の「カインド オブ ブルー」についての記事を書きました。

その時にも書いたのですが私はレコードの音質について
初めの少しの部分を聴いてみてその良し悪しを判断できることが多いです。

ただし
すぐに判断できるのはそのアルバムを何度も聴いたことがある場合です。

全く知らないレーベルの知らないアルバムやミュージシャンを聴く場合は
まるまる一曲を聴いてからでないとその良し悪しが
わからないことが多いです。


マイルズ デイヴィスの「カインド オブ ブルー」については
様々なジャズ喫茶やオーディオ店や個人のお宅などで
幾多のシチューエーションで聴いてきたアルバムです。

またコロンビアの当時のアルバムの音の傾向や音場なども
把握できています。

ですのでアルバムの初めを少し聴いただけで
このレコードの音について判断ができたわけです。

もちろん自分が毎日その音を耳にしている
部屋と装置で聴いていることが大前提ですけれども


あの記事を読んだ方から
ぜひ私にもディアゴスティーニのレコードを聴かせてほしいと頼まれました。

そこで当のレコードをお聴かせすると
「さほど悪いとは感じないけれどもよくわからない」
とおっしゃられました。

私がその特徴がよく出ていると思われる部分を指摘しても
未だよくわからないと言った顔をされていました。

そこで今一度聴いてほしいポイントを説明して
手持ちのコロンビア再発盤(2EYES)をかけますと
「まるでちがうねぇ、こちらのほうが断然いいよ」
と納得されたようでした。


こうやって二つの音源を時間をおかずに並べてかけると
たいていの方はその音質について判断が付くようです。

これはその方が常日頃聴いておられるオーディオの良し悪しも
影響するとは思います。

ある音源の再生音を聴いてその良し悪しを判断できない大きな理由は
「音の記憶」を自身の中にしっかりと持てるかどうかにあると思います。


人間の記憶というのはとてもあいまいなもので
時間を置くと薄れてしまったり
他の記憶とすり替わってしまうことが良くあります。

音の場合は記憶をするということは結構難しいようで
ほんの少しの時間{たった数分)でも
覚えていられない方も多いです。



あるアルバムをかけて
次にカートリッジを交換してかけるというわずかな時間で
もう先ほどのカートリッジの音がわからないという方も
たくさんいらっしゃいます。


音の記憶ができないのなら
オーディオ機器の良否の判断や
チューニングなどできるはずはありません。

多くの人が幾多のオーディオ機器を買い替えたりするのは
結局のところ音の記憶に難があるからではないかなと
ずっと思っています。

音の記憶力を高める
いい方法はないでしょうかなぁ

2016年11月09日 未分類 トラックバック:0 コメント:0












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