オーディオ再生の最重要項目は録音

argoオリジナルレコードレーベル

録音されたレコードやCD等を再生することで
最も重要なことが一般の方に認知されていないことに気づかされます。

「最高のオーディオ装置を
 最良の状態で設置したならば
 どんなアルバムでも素晴らしい音で鳴る」
  と思っていらっしゃいませんか?

答えはノーです。


ひどい録音の音源(レコード、CD、配信、テープetc.)は
どんなに素晴らしいオーディオ装置で再生したところで
良い音で鳴ってくれることはありません。

その逆で
素晴らしい録音の音源が
良くないオーディオ装置や設置環境のせいで
ひどい音を聴かせることはたいへんよくある話です。

まずはこのことがオーディオ再生の最重要項目なのです。


録音されたものを再生するという行為は
和食の板前さんの心に通ずるとことがあると思います。

最良の料理は
最高の素材によってのみ得られます。

板前さんが可能なことは
最良の状態の食材を活かすことです。

あまり質の良くない食材を
何とか手を尽くして食べられるようにすることは可能ですが
最良の状態の食材を超えることはできません。


オーディオによる再生という試みも全く同じで
録音された音源をいかに変質させないように
鳴らすかがカギになります。


録音された作品の音の良し悪しや表現というのは
アルバムに携わった録音技師とプロデューサーの
意思と技術力で決まってしまいます。

私のように音源を再生する者は
作成されたアルバムに込められた音を
損なわないように鳴らすことが第一なのです。


一般の方やオーディオを趣味とする方は
このことをかなり軽視しているのではないかと思います。

「Sonnyさんのオーディオで聴くと
 どんなアルバムでも良く聴こえちゃいますねぇ」
なんて言われるのですが謙遜ではなく
「そうだとは限らないですよ」
とお答えするのはそういう理由からです。

「すごい装置ですけどなんだかそれほどいい音で鳴らないですねぇ」
と言われれば
「このアルバムはどんな装置でもいい音で鳴りはしないですよ」
とお答えする場合もあるのはそう言うわけです。


ある種のオーディオを趣味とする方々から
絶対的な支持を集めている評論家に長岡鉄男さんがいらっしゃいます。

個人的にはそのすべてに頷くわけにはいかないのですが
オーディオで素晴らしい再生音を聴くためには好録音盤が必須なのだと
世の中に主張した功績は讃えられるべきだと思います。



しかしながら音楽を趣味とする者にとっては
録音よりももっともっと重要なことがあります。

それは記録された演奏の内容

たとえノイズに埋もれた録音でも
演奏が素晴らしければそれで最高です。


録音状態が駄目だから
素晴らしい演奏だけれでも楽しめない
となってしまえば本末転倒です。

ハイッ


2016年11月13日 オーディオ再生 トラックバック:0 コメント:0












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