カインド オブ ブルーについて失念していた


"Kind of blue" (CBS)
Miles davis


先日ディアゴスティーニのレコードについての記事を書きましたが
その時に何年振りかで"Kind of blue"の"So what"を聴きました。

いわゆるジャズ名盤的なレコードを聴く機会はそう多くありません。
「サキソフォン コロッサス」だっていつから聴いていないことやら……


ところがですね
先週ジャズを最近になって聴き始めたという方を
ある人がお連れになりました。

その方が是非うちのシステムで「ソー ホワット」を聴きたいとおっしゃるので
おかけしたんです。

するとその方が
「違うヴァージョンの"So what"のようだ」
とおっしゃるんです。


その時になってハタと気づいたんですが
「カインド オブ ブルー」のA面はもともとピッチが少し高く記録されていたという事実。

1990年の初めぐらいまではこんな事は知られていなかったんですが
急に
「マスターテープがもともとおかしかったので
正しい音が記録されたサブのテープで正しいピッチにもどしました
これが正しい”Kind of blue"A面の音です。」
なんてメーカーからアナウンスがありました。

それ以降発売されたこのアルバムは
1959年より発売されていたオリジナルの録音から
正しいとされる録音へと差し替えられて発売されているのです。


つまりはそのジャズを聴き始めた方は
私がそれまでに聴きなじんでいた「ソー ホワット」の演奏より
幾分遅くピッチが低い演奏で曲を聴いてきたのでした。

そこで私がおかけしたレコードの音に違和感を持たれたんですね。


その方に以上のような経緯を説明して納得してもらったんですが
ちょっとばかり個人的には思うところがありまして。

 「本当に手違いでピッチが高く記録されたまま発売されていたのかしらん?
  マイルズともあろう者が誤りを放置していたとは考えにくいなぁ
  意図的に操作された結果ではないのかしらん?」

レコードからCDの時代になって記録される時間は長くなったのだから
オリジナルのレコードに記録された曲もあわせて納めればいいのにねぇ。


でその方たちがお帰りになったあとで
もう一つハタと気づいたのです。

以前に書いたディアゴスティーニのレコードについての記事

ディアゴスティーニのレコードはピッチを修正した録音ではなかったのか


あの時は頭の部分をざっと耳にしただけで駄目だと放り出してしまい
しっかりとすべての曲を聴いてはいません。

そこでまたぞろディアゴスティーニのレコードを引っ張り出してきまして
聴きなおしてみましたところ

やはり ピッチが修正されて低くなったものでした。

私が今まで聴いていた旧来の曲に対するイメージと比べると
「暗く幾分鈍い感じ」がします。


録音に関して前回の記事で述べた印象もこのピッチ修正により感じたものかと疑い
もとより正しいピッチで録音されていたB面も聴いてみました。

やはり以前の記事に書いたとおりに
高域は落ち気味で薄く平板なかんじがし
低音が幾分ぼやけているのは変わりませんでした。

ディアゴスティーニのレコードがいったい何のマスターを使用したのかわかりませんが
デジタルリマスターをされたものを使用していたのではないでしょうかね。


こうやって
やっとこそさ落ち着いた気分になったのですが
やっぱり歳ですなぁ
こんなことは直ぐにピンとこなくちゃぁねぇ。

トホホ




   

2016年12月18日 レコード トラックバック:0 コメント:0












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