いやいやそんないい人じゃありませんて  チェット ベイカー


Miles Aheadを見たついでといってはなんですが
同時期に公開された"Born to be blue"も鑑賞しました。

"Born to be blue"はチェット ベイカーの半生を描いた映画です。
アフロアメリカンのジャズを主食としてきた私にっとて
チェット ベイカーというミュージシャンはそれほど馴染みのある人ではありません。
 
実際のところ"Born to be blue"という曲が
どのアルバムに収録されているかもわからず調べてみると


"BABY BREEZE" (Limelight)
Chet Baker

にありました。

チェット ベイカーの有名アルバムというのは
多分リバーサイドやパシフィックに残された辺りだとおもうのですが
このアルバムもファンには良く知られているものなのでしょうかねぇ。

さて例によってネット上で映画のネタばらしは避けますが
Miles Ahead同様に実際のチェットの半生とは
かなり隔たりのある内容となっています。

自堕落なチェットの人生を
極めて好意的に解釈して
あたかも絵になるように嘘でかためたような
   といったかんじですねぇ

実在のチェットの生きざまを無視してしまえば
映画としては鑑賞に堪えうる作品だと思います。

特筆すべきは映像の美しさでしょうか。


著名な写真家クラクストンによるチェット ベイカーの写真集

"Young Chet"

を眺めながら彼のエピソードについて
歌舞伎的綯い交ぜ手法を用いた作品とでも言えばいいでしょうか。


ただマイルズの映画と同様に
この映画の通りにチェット像を信じてしまうのはかなり問題ありです。


私の知る限りこの映画に出てくるような
チェットに献身的に尽くす恋人は全く存在しないはずです。

そしてチェット自身もこれほど人間味あふれるような人物とは
言い難いものであったと聞いています。


チェット ベーカーの実像を語ったノンフィクション作として

「終わりなき闇」 ジェイムズ ギャビン
500頁の二段ぎりハードカバーがつとに有名なのですが
あまりの大部に二の足を踏んでいるのですけれど
  さて 読もうか よむまいか

どうしようかしらん
ジャンキーの人生を垣間見るだけでも疲れそうですなぁ








2017年08月05日 未分類 トラックバック:0 コメント:0












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