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サイドメンとして引っ張りだこのボビー ティモンズ

前回のボビー ティモンズの記事の続きです。

ケニー ドーハムのグループで初録音を飾ったティモンズですが
その後も様々なグループでフリーランスのピアニストとして活躍します。

録音が残されているものだけですが参加グループを列記しますと
先ずは56年
ケニー バレル
チェット ベイカー
ジェリー マリガン
フランク モーガン
ジェイムズ クレイ
フィル アーソ

57年度
ハンク モブリー
ソニー スティット
カーティス フラー
メイナード ファーガソン
ジョン ジェンキンス
リー モーガン

58年度
ペッパー アダムズ
ケニー バレル
アート ブレイキー(レギュラー メンバー)
ベニー ゴルソン
ロジャー ゲリン
トニー オルテガ


当然のことながら録音が残されていない
クラブなどでのギグは数えきれないほどの物であったはずです。

この売れっ子ぶりはまさにファーストコールってやつですな。


時期としてはまさにハードバップの全盛期で
ファンキーブームへと突っ走ッているさなか
どのグループ リーダーもティモンズを欲しがったことでしょう。

そして58年にジャズメッセンジャーズのレギュラーピアニストとして
アート ブレイキーにスカウトされます。

ブレイキーとティモンズはすでにケニー バレルでの
ブルーノート録音で共演をしていますし
同じく同僚となったリー モーガンの作品にも参加しています。


音楽ディレクターのベニー ゴルソンの参加も得て
ジャズメッセンジャーズがブルーノートに録音したのが「モーニン」

"Moanin" (bluenote)
Art Blakey


表題曲の"Moanin"はご存知の通りティモンズの手になるファンキーチューン。

ボビー ティモンズは父親は教会の牧師で
その教会でティモンズも演奏を行っていたそうです。

その教会でのプリーチャーの説談の「コール アンド レスポンス」
の様子を活写したと言われる「モーニン」。

ファンキーのお手本のような作品に仕上がっています。


世界中で大ヒットし
本邦でも蕎麦屋の出前が口笛でテーマを吹いたと言われる
伝説を残したぐらいのもの。



ティモンズはアルバムの発表後ジャズメッセンジャーズの欧州楽旅にも同行し
フランスでのサウンドトラックの収録にも参加しています。

ヨーロッパ各地で演奏された「モーニン」は
熱狂的に支持されそのうちパリのサンジェルマンでの演奏は
"Moanin' with Hazel"としてつとに有名です。

"Au Club Saint Germain" (RCA)
Art Bkakey and Jazz Mesengers


なぜにゆえにこのアルバムでの「モーニン」のみ
ウィズ ヘイゼルと副題つきで語られるのかですが
サンジェルマンに居合わせたお客さんの中に
ヘイゼル スコットがいて彼女の嬌声が録音に収録されている為です。

このヘイゼルスコットですが本朝では全く知名度はありませんが
アメリカではテレビショウまで持っていた大変な人気者。

ヘイゼル スコットの説明までしていると
あまりに脱線して長くなるので このへんでおいておいて
またの機会に



 
この後「モーニン」はメンバーの変遷をかさねてもなお
メッセンジャーズの終生にいたるまでの十八番のナンバーとなります。



この後もティモンズはメッセンジャーズで活躍を続けるかと言いますと……










2018年01月24日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












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