Black is just the color of tis CD カラーレコードならずカラーCD


"Juneteenth" (Vision Fugitives)
Stanley Cowell


スタンリー カウエルの「ジューンティーンス」は15年の5月にリリースされたものです。

カウエルは個人的に好きなミュージシャンですが
大した理由もなく購入を見送っていました。

先日たまたまネットでsale販売されているのを見つけて
ラッキーと思い早速購入しました。


送られてきたCDをみてビックリ!
ジューンティーンス レーベル面
ジューンティーンス 記録面

CDのレーベル面が上の写真でして
下の写真はなんと記録面。

ご覧の通りにCDの記録面がツルツルピッカピカの真っ黒。

レコードにあまりなじみのない方はご存じないでしょうが
カラーレコードというのはままある話。

ファンタジーの諸作やパブロの一部なんかはそうですね。

けれども私真っ黒けっけのCDは初めて見ました。

ポップス辺りではよくある話なのかしらん。

音楽の中身を聴く前にあっと驚いたわけです。


さてアルバムタイトルの"Juneteenth"というのも初耳な言葉で
ジーニアス英和には記載されていず(どこがジニアスじゃあ)

ネット時代に感謝しながらポチッとな
ジューンティーンスと言うのは1965年の6月19日がなまったものだそう。

その日は奴隷解放が遅れていた最後の州テキサスが陥落し
奴隷解放記念日に同州が選定したのだそうです。

それに倣って他州も"Juneteenth"を記念日に制定しようという
運動があるようです。


さてその記念日の150周年を記してスタンリー カウエルが
オーケストラ組曲を書き下ろし自らピアノ版を増補作成し
演奏をしたものがこの作品であるとのこと。

 それで真っ黒けっけのCDか  ポンッ!


特筆すべきは添付のブックレット
30ページ程もあり中には当時の黒人達の様子を知ることができる
写真が掲載されています。
  (予想通りに閲覧注意なものも)

最後にはご丁寧にリンカーンの同宣言まで。

このCDが米盤ではなく仏盤で製作されたのもわかる気がします。



さて中身はと言いますと
これまでに幾度も組曲そしてソロピアノ作を発表したカウエルのこと
作品の水準は心配ご無用。

ただし組曲という構成そして他の演奏者がいないソロ作品ということで
即興性至上主義な方には満足いただけないかもしれません。
  たぶんだから セールだったんでしょうな

言い換えるとジャズ的な演奏に興味のあるクラシックファンには
おすすめな作品とも言えます。

作品中からは表題曲ということもあって
南北戦争を示す曲や奇妙な果実のモチーフ
そしてカウエルのゲームズや幻想組曲などの断片が
コラージュのようにちりばめられアイヴズを連想させたりします。

アメリカの文化や歴史背景に対する興味を持っていれば
尚楽しめる作品だと思います。

当然のことながらカウエルのストーリーテリングを楽しみとしている方にも
推薦できるアルバムです。


ちょっと裃付けたスタンリー カウエルてな感じですね。



この記事で紹介したアルバムです
"Juneteenth"









2018年04月06日 新譜紹介 トラックバック:0 コメント:0












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