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これまたすこしややこしい"The Song Of Delilah"


"The Arrival Of Kenny Dorham" (jaro)
Kenny Dorham


リヴィングストン&エヴァンズについてもう少し

彼らの作品の内で比較的良く演奏されるものに"The Song Of Delilah"があります。

私はこの曲を上記のケニー ドーハムのアルバム
"The Arrival Of Kenny Dorham"で知りました。

これもまた不思議と言えば不思議偶然と言えば偶然なのですが
前回JR モンテローズで紹介した希少レーベルのジャロによる作品です。

当然実際に手に入れるのは結構苦労しまして
復刻再発されるまでは気長に待っていました。

この作品も又ザナドゥ盤で再発されてもいます。
それとても昨今手に入れるのは少々困難でしょうが
フレッシュサウンドからジャケット違いで発売されています。


先のザナドゥ盤もジャケットおよびタイトルが異なっているので
ある程度の音源を所有している方はダブリに要注意です。

エキゾチックな曲想に鈍く光るドーハムのミュートと
鷹揚なバリトンサックスが溶け合って素敵な演奏です。


「ザ ソング オブ デリラ(ディライラ)」は
映画の「サムソンとデリラ」のテーマとして作曲されました。
聖書に記載されているあの物語の映画化です。

これもまたまたの六 八 九でして
ナット キング コールの歌唱でヒットしています。

作者のクレジットにはヴィクター ヤングの名も合わせて記載されているので
ソングリストにはヤング作となっているものもありますが同じ曲です。


よく似たタイトルでガーシュウィン兄弟による「サム & デリラ」という
エラ などの歌唱でも有名な曲がありますが
こちらはミュージカル「ガール クレイジィ」の曲でして
全くの別の作品になりますのでお間違いなく。


でこの"The Song Of Delilah"なんですが
アルバムに省略されて単に"Delilah"と記載されている場合がります。

そうなるとこの曲がまた当該曲なのかは判別がつき辛くなります。

トム ジョーンズの名曲"Delilah"がありますし
人気ロックバンドのクィーンにも同名曲があります。

作者のクレジットが無ければ判別は不可能で
どの曲の事かは聞いてみるより仕方がないという事ですな。

リビングストンアンドエヴァンズの作品は
どうしてこうもややこしいことになるのでしょうね(苦笑)



ジャズのインスト作品で"The Song Of Delilah"を取り上げているアルバムを
いくらか紹介しますと

"INTRODUCING KENNY BURRELL" (bluenote)
KENNY BURRELL


紹介するにはあまりにも有名なケニー バレルの
ブルーノート初リーダー作品。
   (などと言いながら何故か私の手元にはないのですが……)

このころのバレルが発しているフレッシュでブルージーな演奏振りが見事。



"Bags Meets Wes" (riverside)
Wes Montgomery/MIlt Jakson


バレルと並ぶギターの巨匠ウェス モンゴメリーと
生きるソウル ミルト ジャクソンの双頭リーダーアルバム。

ブルーノートの精緻に創り込まれた上記の作品とは異なり
ブルージーながらザックリとして風情がこれまた良いです。




"Present Tense" (emarcy)
James Carter

現代のミュージシャンの作品としてお勧めしたいのは
このジェイムズ カーターの「プレゼント テンス」

ドロドロとソプラノサックスがコルトレーンの流儀でイントロを紡ぎますが……
大丈夫 All OK!

重苦しくならずにエンターテインメントを常に忘れないのが
カーターのいいところ。

快調にこの曲を演奏しD D ジャクソンのピアノ参加もまた
このアルバムの嬉しい点ですね。


他にももう少し紹介したいアルバムもありますが
こんなところで……


  なんであのアルバムが無いんだ なんて言わないでね うふふ





この記事で紹介したアルバムです
「アライヴァル オブ ケニー ドーハム」




2018年05月21日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












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