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ラムゼイ ルイスの集大成が結実したアルバム(コンポラサイド)

前回ではラムゼイ ルイス後半生のピアノトリオアルバムの中より推薦作
紹介しましたが今回はコンテンポラリーサイドの推薦作を紹介。

GRP在籍中の1995年にリリースされたアルバム

"Urban Knights" (GRP)
Ramsey Lewis


「アーバン ナイツ」

参加ミュージシャンをあげるとまさにコンポラジャズのスター達が勢ぞろい。
主要ミュージシャンを列記しますと
グローバー ワシントン jr (sax)
ポール ジャクソン jr (g)
オマー ハキム (ds)
ヴィクター ベイリー (b)

さらにゲストとして
フレディー ハバード (tp)
エモーションズ (vo)

そしてプロデューサーに モーリス ホワイト

それぞれがリーダーであっても不思議ではないミュージシャンばかり。


そもそもはGRPの副社長A&Rの企画アルバムであったようです。

えてしてこういったアルバムは船頭多くして船山に上ること多しですが
このアルバムに限ってはそんな心配は無用です。


主要なフロントを務めるのはラムゼイ ルイスのピアノと
グローバー ワシントンのサックスです。

一曲目の"On the radio"ではアースよろしく
アップテンポなキャッチーな演奏でまさに つかみはOK

二曲目にアースのかつてのヒットアルバムから"Wanna be with you"
原曲のダンサブルなところは抑え気味にして
歌の部分はグローバーが謳いあげてゲストのエモーションズが
お決まりのバックコーラスを務めます。

三曲目の"Chill"
アップテンポのラップで一気に盛り上げますが
ここでゲストの御大フレディー ハバードが一節。
  本音をいうとCTIの頃の絶好調な彼に吹かせたかった

4曲目の"Hearts of longing"
ここで一息ラブ バラードをグローバーのソプラノサックスで。


と言った具合に
スルスルとリスナーの耳にスムーズに音楽を展開させる
アルバム構成が見事です。


アルバムエンディングへ向けては
8曲目の"Urban samba"
タイトル通りの都会的なサンバのリズムで
曲調の色変わりをみせておいて

9曲目の"For ever more"
しっとりとしたラブバラード  でアルバムを〆ないところが味噌。

エンディング曲"Senegal"
アップテンポだが重くならない軽快なアフロ調のリズムで
アルバム 幕

本当に見事なアルバム構成ですなぁ。
繰り返し聴けるような工夫がそこここにちりばめてあります。

さぁて 一曲づつダウンロード買いする
いまの若い子たちにこの辺の妙は味わってもらえるのかしらん。


もちろんこういった素晴らしい構成のアルバムを作り上げたのは
先にあげた凄腕のミュージシャン達です。

何がすごいと言ってそれぞれのミュージシャンが自分の役回りを理解し
出る時には思う存分に出てサポートするときは絶妙なバランスで
100%の力でサポートしていて感心しきりです。


このようなアルバムでは得てして各パートが別々に録音され
正確無比ではあるがどこか機械的な感じがしたりするのですが
このアルバムではそういったところが皆無です。

非常に鮮度の高い緊密感あふれる演奏が楽しめます。

多少の後付けの演奏はあるかもしれませんが
ほとんどの部分は一発同時録音であるのではと思います。


ラムゼイルイスのここまでつちかってきた音楽感性や能力
そして人脈など総動員されて出来上がったアルバムだと感じます。

持ってて損のないアルバムです。




この記事で紹介したアルバムです
アーバン ナイツ





P.S.

こういったアルバムを芸術至上主義的な物差しで聴いても
面白くもなんともありませんぜ
 Enjoy it!!


2018年08月01日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:2

以前に別のアルバムをお勧めされて、あまりピンとこなかったのですが、今一度聴きなおしてみたら、ちょっと印象違うかもしれません。Chcago Projectです。

ところで、メール送ったので、読んでください!

2018年08月02日 piouhgd URL 編集

piouhgd さん、こんにちは。

Chcago Projectはシリーズの中でもちょっと毛色が代わったアルバムです。

このグループメンバーがかなり入れ替わりながら7枚ほどリリースがありますが
何といっても記事の一枚目が素晴らしいです。
グローヴァーの存在の大きさもあると思います。

メール拝見します。



2018年08月03日 Sonny URL 編集












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