サンソン フランソワとジャズ

クラシック音楽を専門に聴いておられる方とお話をする機会が
ままあります。

私も全くクラシック音楽を聴かないわけでは無いのですが
一般的には現代音楽に属する方を聴くことが多いので
そういった方たちとお話をしてもなかなかかみ合った話を
することが出来ないです。

さてそんなクラシックファンと先日お話をしていた時に
「グレン グールド」を聴かれはしないかと言われました。

また来たか「グレン グールド」と私は独り言ちました。

私がジャズを主食とする人間だと聞くとかなりの確率で
話題に出るのがグレン グールドです。

クラシックファンの間ではグレン グールドのジャズ的な事は
有名なようです。

まぁ、果たしてグールドをお勧め下さる方が
実際にグールドのジャズ性についてりかいしておられるかどうかは
全く疑問でありますが。

生半可な自称ジャズファンがクラシック愛好家に対して
MJQ(モダン ジャズ カルテット)を勧めるようなもんですかね。
 (私は絶対に推薦しませんけれども)


実際のところわたしは別にグールドが嫌いというわけでもありませんが
アルバムを所有はしていません。

クラシックの演奏家の作品を聴いてその自由さがジャズに通ずると感じたのは
カザルスの演奏を聴いた時でした。

ピアノの演奏という事でジャズを感じる演奏者としてはグールドよりも
サンソン フランソワを第一だと感じています。
 (部外者の管見に入るところですけれども)


ドビュッシーの素晴らしい世界を私に開いて見せてくれたのは
冨田 勲でした。

「月の光」   (RCA)
冨田 勲


冨田 勲の「月の光」を聴いて
ドビュッシーに魅入られてから通常のピアノによる
数々の作品を耳にしました。

端正な額縁に入れられたような品格のあるピアノ作品も
充分に私を満足させてくれました。

しかし最も驚いたのはいくつかのドビュッシーのピアノ作品集を聴いた後に
出会ったサンソン フランソワのアルバムでした。

"Debussy: Piano Works"
Samson Francois


このフランソワのピアノ演奏を聴いてどビックリ

テンポは自在に前に後ろに動くは
ノリもビートの頭にお尻にと自由自在。

 うーん ジャズやんか

クラシックの演奏というのは記譜通りに正確に演奏されると
思い込んでいた私に衝撃を与えてくれました。

そしてフランソワの紡ぎだすドビュッシーの作品の
まったくもって色彩感の豊かなこと。


サンソン フランソワはパブロ カザルスに次いで
私が勝手に思い込んでいたクラシック観をぶち破り
大きく目を見開かせてくれたのでした。

そのごいろいろとクラシックの演奏を聴いてはいますが
サンソン フランソワほどジャズ的なピアニストは
未だ出会っていません。

私にとってはグールドより断然フランソワです。


うーん
でもクラシックファンはフランソワをどう思っているのかしら



この記事で紹介したアルバムです
ドビュッシーピアノ作品集


コメント 4件

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2020/01/31 (Fri) 00:12 | 編集 | 返信 |   
Sonny  
Re: フランソワはジャズバーでこんな風に弾いたと想像しています。

フランソワ好きさん
コメントいただきありがとうございます。
さらに興味深い映像をご紹介いただき嬉しく数度拝見しました。
見た感想でのすが
フランソワジャズ的な演奏ですが
自身の即興が汲汲として思うに任せないように感じ取れます。
途中でやめてしまうのもむべなるかなと思いました。
逆説的ですがフランソワは自身の気に入ったクラシックというコンポジションの枠の中でこそ
自由自在に想いを馳せることが出来たのかなと感じます。
とても感じるところが多い面白い映像でした。
ご教示ありがとうございました。<(_ _)>

2020/02/01 (Sat) 17:39 | 編集 | 返信 |   
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2020/02/01 (Sat) 20:30 | 編集 | 返信 |   
Sonny  
Re: To Sonnyさん

つづけて
貴重な情報提供ありがとうございます。

そのような背景があったのですね。

ならばこそ万全な彼の即興演奏を聴いてみたかったですね。
いかばかりであったのでしょう。
いつもでるのは無いものねだりです。

2020/02/01 (Sat) 23:22 | 編集 | 返信 |   

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