ヴォーカル ヴァージョンの有為転変

「エヴリシング マスト チェンジ」のヴォーカル物も紹介してくれ
なんて言われまして

歌は専門外なんですけれどもすこしばかり

sarah vaughan ronnie scott
Ronnie Scott's Presents Sarah Vaughan Live Volume 2" (PYE)
Sarah Vaughan


サラ ヴォーンがイギリスのライブハウス ロニー スコッツで残した
ライブ演奏のアルバムです。

サラの歌うエヴリシング マスト チェンジですがピアノとベースを従えて
かなりスローに歌い始めます。

このゆっくりしたテンポまで落とすと歌うと言うよりは語ると言うぐあいに
普通はなるもんですがそこはそれ サラ ヴォーン。

しっかりとしたスゥイング感を保ったまま自由自在に上に下に
前へ後ろへ ゆすり上げ落とし たっぷりと謳いあげます。

いつものことながらうまさにかけては並ぶ者がいないですな。

途中からはドラムが入り少しテンポを上げてシャバダバスキャットも
存分に披露します。

そして慌てず騒がずゆっくりと歌詞をうたいながらエンディング。
  いやぁ お見事

個人的にはこの曲一曲でおなかが満杯。

三年に一度聴けば十分ですな(笑)



Nina Simone ‎baltimore
"Baltimore" (CTI)
Nina Simone


ニーナ シモンがCTIで少し新機軸を打ち出していたころのアルバム
「ボルチモア」

ピアノの弾き語りでいつものごとく土の香りがするフォークソングといった
おもむきで曲が始まります。

少し重くなるかなと言った予感がしたとたんに豪華なストリングスがかぶさり
最後までニーナの歌をやさしく包み込むように寄り添います。

このあたりがCTIの面目躍如
ニーナだけでは暗ーくなりがちな曲を適度に和らげています。
 ニーナの世界でどん底に沈みたい方は別のアルバムへ(笑)

このニーナ シモンの「ボルチモア」が出た当時は
アルバム中のホール&オーツの名曲「リッチ ガール」を
よく聞いたもんです  なつかしい。



Shirley Horn ‎May The Music Never End
"May The Music Never End" (verve)
Shirley Horn


晩年のシャーリー ホーンの成熟したヴァーヴの作品からの一枚
「メイ ザ ミュージック ネヴァー エンド」

このアルバムでの「エヴリシング マスト チェンジ」は少しばかり
変わったイントロとアレンジで楽しませてくれます。

ドラムが先導してイントロが始まるのですがそれが
あたかも足を引きずりながらも前へと進もうとする人物を
描いているように聴こえます。

そのあとにシャーリー ホーンが優しくも説得力のある歌声で
歌詞を謳い始めます。

なんだか諄々と説き伏せられているような気分。

終盤でテンポが急にスウィンギーになり小気味よくシャーリーが
歌います。
 「空にはおてんとうさまが…」

ドラマチックな展開


「エブリシング マスト チェンジ」なんて言われますと日本人としては
「諸行無常 有為転変の世の中……」
なんてこころに思い浮かべますが
どうやら欧米の人たちは違うようです。
 人生 楽あれ苦くもあるさ
   前むいて あるこうぜ

うふふ…
  さてもさても…






この記事で紹介したアルバムです
ボルチモア
メイ ザ ミュージック ネヴァー エンド



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