ジャズの本質についてグルグル テリー ライリーのライブ

ジャズを感じさせるクラシック奏者としてサンソン フランソワをあげましたが
今度はテリー ライリーについて

テリー ライリーは私が高校生の頃アイドルにしていた音楽家の一人です。

今でも番組は続いているようですがNHK FMに現代音楽を紹介するものがあり
そこで知ったのがテリー ライリーでした。

少しでも現代音楽を齧ったことのある人ならば知らない者はないであろう
ミニマル(ミニマム)ミュージックの巨匠テリー ライリー。

番組で紹介されていたのは"A Rainbow in Curved Air"でしたが
いっぺんで気に入って随分と探し回ってやっと手に入れ
繰り返し繰り返し夢中になって聴きました。

少ない情報源からでしたがテリー ライリーの代表作とされる"In C"も
買い求めて飽かずに聴きました。


テリー ライリーのお陰でここからインド音楽へも興味がわき
ノンサッチレーベルとの付き合いが始まったのも幸運でした。

いまやそのノンサッチからジョシュア レッドマンのアルバムが
次々と発売されているのもなんだか不思議な感じです。


ミニマルミュージックの雄と言われるテリー ライリーですが
彼にはその他に即興演奏家としての顔があります。

ちょっとテリー ライリーを現代音楽作家として聴いただけでは
見過ごされがちですが彼の即興演奏家としての実力も
素晴らしいものがあります。

terry riley lisbon concert
"Lisbon Concert" (NEW ALBION)
Terry Riley



ここにあげたアルバム「リスボン コンサート」では
ソロピアノによるテリー ライリーのインプロバイザーとしての
本領が遺憾なく発揮されています。


それぞれの曲が標題を持った馴染みやすい楽曲となっていて
現代音楽というラベリングから想像される様な難解さは全くありません。

一曲目の「アフリカ」や二曲目の「ニグロ ホール」などはタイトル名から
想像される通りの演奏でジャズ愛好家の人たちに十分に満足してもらえる
内容だと思います。

特にアブダラー イブラヒムやランディー ウェストンなどのアルバムを
好んで聴いておられる方にはお勧めできます。


テリー ライリーのこのアルバムを聴いていると
一体ジャズというもの特にソロピアノという形態のジャズの本質が
なんであるのかという事を考えさせられます。

高名なクラシック作家であり演奏家であるテリー ライリーの紡ぎだす
ピアノの一音一音がライブという場でどこまでが作曲であり
どこからが即興演奏であるのか

譜面に記されたものを演奏するだけでもジャズは成立するのか

インタープレイというジャズ演奏で大きな部分を占める要素が欠落している
ソロという形態で全きジャズというものが完成するのか

そもそもアドリブというものがクラシックでの譜面に記される用語であり
インプロバイズ自体がジャズに特有であるわけでもなく
さて ジャズにおける即興とは

などと頭の中を様々な想いがめぐります。


音楽を楽しむのにそんなことを詮索するのは
まったくのヤポテンであるというのも事実

とにもかくにもテリー ライリーのk「リスボン コンサート」は
素晴らしい稀有なアルバムです。




この記事で紹介したアルバムです
リスボン コンサート



コメント 2件

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piouhgd  

これは聴いてみたいです。

2018/09/14 (Fri) 00:16 | 編集 | 返信 |   
Sonny  

piouhgdさん、こんにちは。

きっとこのアルバムは気に入って貰えるんじゃないでしょうか。
探せばネットで試聴できると思います。

2018/09/14 (Fri) 15:30 | 編集 | 返信 |   

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