すぐできるジャズ鑑賞の為のオーディオの使いこなし




 頼まれてよそのお宅のオーディオを調整しに伺いました。
 実を言うとオーディオマニアという方々が苦手です。スピーカーやアンプの型番をごじゃごじゃ、ケーブルや電源がどうしたこうした。ベース奏者の弦を擦る音が… サックスのタンポの音が生々しくて…
 本当にジャズを聴いているのかしらんという気持ちにさせられます。隣に裸のべっぴんさんが寝ているのに脱ぎ捨てられたストッキングやハイヒールに頬摺りをしている人を見てるような気分がするのです。手段と目的が入れ替わったものが趣味なのだと開き直られると仕方がないのですけれども。
 私にとってはオーディオというのは愛着はありますが、録音された音楽を楽しむ為の道具だと思っています。たまにオーディオの調子が悪いとSF映画みたいに、こめかみにピップエレキバンみたいなものを貼り付けて音楽を聴けるようにならないかなどとあほな事を考えます。
 とは言うもののリアルに再生されたジャズを聴いたほうがわかり易く感動も大きいというのは事実です。私のところで聴いて良かったから買ってみたアルバムを、自宅で聞いても少しも面白くないという話も良く聞きます。ちょっと気張ってオーディオを新調してみたけどもうまく鳴らないという相談もちょくちょく受けます。
 ジャズを好きな方が困っているのだからと思いご近所ならばオーディオの調整やセッティングに伺うこともたびたびあります。そのときに気付く点を少しばかり。

 アンプやスピーカーはしっかりとした棚や台の上に置いてください。
 特にプレーヤーは水平を保った強固な場所に設置してください。
 カートリッジの針はほこりや汚れを除き常にきれいにしてください。

 これらはどのような音楽を聴くにしても必要不可欠です。そんな当たり前なことをとお思いでしょうが結構なおざりにされているものです。
さらにジャズを再生する上で気になることですが、意外に見過ごされている2点。
 
 1.右と左のスピーカーの間隔が開きすぎです。8畳間の部屋程度ならば1~1.5mもあれば十分です。また部屋の壁からは少なくとも30cmは離してください。
 2.スピーカーにもっと近づいて聴いてください。小さな音しかだせないならば尚更です。

 これだけのことを心がけるだけで格段にリアルなジャズが楽しめるはずです。少しばかり体力が必要ですがお金がまったくかからない有効な手段だと思います。音に不満のある方は一度試してみて下さい。



2005年10月12日 象をなでながら考えるJAZZ トラックバック:0 コメント:4

さすがSonnyさん、いいことをおっしゃいます。
オーディオマニアの方って、
まず思うのは、お金があるんだんなあ
ってことと、
この人って、もしかして、
音楽が好きなんじゃなくて
機械が好きなんじゃないかな?
ってこともちょっと…
でも、お金があっても環境が無いとか、
いろいろハードルがありますよね。
わたしの夢は、ジャズバンドを自分ちの
居間に招きたいってこと、
いや、つまり、
そんな音が欲しいってことなんですが…

2005年10月14日 フィル URL 編集

Sonny
 フィルさん、お褒めに預かりありがとうございます。ひとさまから見れば私もかなりの変態に見えるのでしょうけれども(笑)。
 私の夢は店を構えることでいつでも好きなミュージシャンを呼んでくることができるようになりかないました。
 なかなか難しいですけれどもマイカーを諦めてオーディオにつぎ込むつもりならなんとか自宅にジャズバンドを呼ぶのは可能かなと思います。
 そうなればひとさまからは大きく変態呼ばわりされるような気がしますけれども(笑)。

2005年10月15日 Sonny URL 編集

 今回のオーディオの話、恥ずかしさを感じながら読ませていただきました。
 私自身、数年前に、Sonnyさんがおっしゃられる「手段と目的が入れ替わる」ような、そんな時期がありました。
 仕事が忙しくて外に音楽を聴きにいけない→忙しいのでお金を使うところがない→オーディオにお金をかける→そういうサイトに足を運ぶ→ますますお金をかける
いつの間にか、音楽を感じる心はなくなってしまい「音」を聴くようになっていました。
 「音楽」を聴くようなった(戻った)のは、仕事が楽になり、時間にゆとりが出来るようになってからで、
 (当然その分お金にゆとりはなくなりましたが(笑 )
「忙しい」=「心が亡くなる」とは、うまい言葉を作ったものだと実感しました。

音楽だから、音を楽しんで良いわけですが、「音」だけを楽しむような聴き方はしたくないものですね。

2005年10月17日 tamiel URL 編集

Sonny 
 最初はそうでは無かったにしろいつの間にかオーディオマニアと化してしまうことも良くあるようです。途中で気が付いて引き返せて良かったですね。
 ある程度のオーディオが揃えられたなら後は調整やセッティングで追い込んでいく方がいいと思います。いつまでも装置を買い換えていると中々音楽を楽しむという境地には至らないように思います。

2005年10月18日 Sonny URL 編集












管理者にだけ公開する