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「ザ ソニー クリス メモリアルアルバム」由来

The Sonny Criss Memorial Album
"The Sonny Criss Memorial Album" (xanadu)
Sonny Criss


前回の記事
引き続き「ザ ソニー クリス メモリアルアルバム」について

そもそもこの「ザ ソニー クリス メモリアルアルバム」のB面に収められた
スタジオ セッションがどのような経緯で録音され未発表のままであったのか
とても興味深い話がプロデューサーでありザナドゥオーナーの
ドン シュリッテンによって語られています。


1959年に「アット ザ クロスローズ」をピーコックに残してから長い間
アメリカでのリーダーとしてアルバム製作が途絶えていたソニー クリスに対して
1966年にプレスティッジとの契約を結んだのは当時プレスティッジで
プロデューサーその他で活躍していたドン シュリッテンでした。

その翌年か次の年にドン シュリッテンが録音の為にロサンジェルスに赴いた時に
ソニー クリスの自宅に招待されたそうです。

その時にプレゼントされた録音がこの「ザ ソニー クリス メモリアルアルバム」のB面
に収録されたセッションだったのです。


この未発表のままであった録音は長らく自身のリーダーアルバムを出せなかった
ソニー クリスがハンプトン ホーズらと共にレコード会社へとアプローチする為に
作成したデモンストレーション用の演奏でした。

ソニー クリスは世話になったプロデューサーのドン シュリッテンに感謝し
「いつか私のメモリアル アルバムを作るときに使って欲しい」と
彼に託したのです。


時は流れて1975年再び長らくリーダー作品を世に問うことが無かった
ソニー クリスに再びアルバムを制作依頼したのはドン シュリッテンでした。

そして残された作品が
Sonny Criss ‎– Saturday Morning
"Saturday Morning" (xanadu)
Sonny Criss


「サタデイ モーニング」です。


その後ソニー クリスはミューズに二枚と
インパルスに二枚のアルバムを吹き込みますが
1977年には不慮の死を遂げることになります。


そして1984年にソニー クリスの言葉通りに作成されたアルバムが
「ザ ソニー クリス メモリアルアルバム」だったのです。


このメモリアルなアルバムはドン シュリッテンより
ソニー クリスの母であるルーシーに捧げられています。

その理由を尋ねられたドン シュリッテンはこう言い残しています。
「ソニーが間違いなくそう望んでいただろうから」


もう一つのソニー クリスによる「サデイ モーニング」の
顛末でありました。




この記事で紹介したアルバムです
メモリアル アルバム
サタデイ モーニング









2018年10月02日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0












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