日系米人サダミツ ニール フジタ氏のこと

ニール フジタ

先日ルーがtweetでジャケットクイズに取り上げた上掲のアルバム
Don Byrd - Gigi Gryce ‎"Modern Jazz Perspective" '57 colummbia

このアルバムのデザイナーのSadamitsu Neil Fujitaについて
お客様より質問がありましたので少し

アメリカで装丁を手掛けるデザイナーとして
あるいは日系アメリカ人のとどめおくべき証言者として
ニール フジタの名前は有名です。

などと賢しらにいえるほどの知見は私には無いのですが
5年ほど前に大学で専門美術を教えておられるお客様より
ニール フジタのデザインしたジャケットは無いかと問われました。

例に上げられたのは有名すぎるデイヴ ブルーベックのテイクファイブのアルバムでした。

The Dave Brubeck Quartet "Time Out"'59 columbia



デザインの特徴からすぐに気付いたのは
上記のドナルド バードとジジ グライスの双頭アルバム。

そしてチャールズ ミンガスの「ミンガス アー ウム」

Charles Mingus "Mingus Ah Um" '59 columbia



その他はちょっとおもいつかなかったので後から調べると
ジャズメッセンジャーズのアルバム

The Jazz Messengers "The Jazz Messengers" '56 columbia


そしてあのマイルズ困っちゃうのアルバム

Miles Davis ‎"Round About Midnight" '57 columbia


なんとこれもフジタ氏のアルバムでした。

さらに調べるとニュヨークタイムズの死亡告知の記事が見つかりました。

それによるとフジタ氏へのアートワークへの最大級の賛辞が捧げられていました。

コロンビアに1954年に入社更にはアルバムデザインの主任となったこと
独立し書籍のカヴァーアートでさらに名をあげたことなどが知れました。

その代表作として知られるのは


なんとなんとあの操り人形で印象的なゴッドファーザーの書籍やポスターを
手掛けていたのはフジタ氏であったのです。

その他にも多くのジャケットや書籍のデザインをフジタ氏が残されたています。


日系のアメリカ人がこれほどの活躍をアメリカで成し遂げたことに
畏敬の念を持たずにはいられません。

当然のことながらこの時代の日系人が歩んだ道はいばらの道でした。

フジタ氏は戦争の悲劇として知られる
日系人により構成された第442連隊に属しておられたのでした。



私は未読ですが晩年にフジタ氏は生涯を振り返られた書籍を残されました。
Mouth of Reddish Water


詳しく知りたい方は一読されることを


デザイン関係のお仕事の方や戦争の証言者を追う方々には
すでに著名なサダミツ ニール フジタの名がさらに広まりますように。

安寧をむさぼるナマケモノの私には少々心が苦しい。









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