MRC からC.T.A.そしてU.M.M.G.謎の頭文字O.T.Y.O..G.

前回の記事でエマーシーと言うレーベルがM.R.C.の頭文字から
名付けられたことを書きました。

  そう言えば頭文字がつけられた曲もあるなぁ

その流れで思い浮かんだのがジミー ヒースの名曲"C.T.A."

"C.T.A."の曲名はいったい何の頭文字から来ているのだと思います?

私が最初にこの曲名の解説を読んだもの(確か誰か日本の評論記事)には
  Chicago Transit Authority(シカゴ交通局)
のことだとありました。

ニューヨークならまだしもシカゴとはこれいかに
ヒース三兄弟はフィラデルフィア生まれのはずですが
まぁ、そんなものかなぁと思っていました。



ところがどっこい
その後ジミー ヒースのアルバム


"Picture of Heath" (Xanadu)
Jimmy Heath


にあるジャケット裏面マーク ガードナーのライナーノーツによれば
 Central Trucking Agency(中央運送業)の略だとあります。

これはブルーノートのオフィスのそばにあった会社であるとのこと。

"C.T.A."の初出がブルーノートのマイルズの作品

"Miles Davis vol.2" (bluenote)
Miles Davis


であったことを考えあわせてみれば
この説がもっともらしいと思えます。

結構こういったいい加減な理由で曲名がつけられることもままあること。

先の  Chicago Transit Authority(シカゴ交通局)説は
なんだか日本の評論家が英略字辞典か何かで調べて
適当に書いたような気がしてきます。


と言うわけでこれで"C.T.A."の意味について
Central Trucking Agencyで一件落着
と思っていたんですがその後登場したのがこの本

マイルス・デイヴィス自伝
‎ クインシー・トゥループ共著


この本のマイルズの証言によると
"C.T.A."というのはジミー ヒースが付き合っていた
アフロアメリカンと中国とのハーフの彼女の名前
Connie Theresa Ann から名付けたというのです。

マイルズの彼女にフィリー ジョー ジョーンズの彼女もあわせて
三組のカップルでデートをしたとも自伝に書かれています。

作り話でこんなことを伝記に書くとは考えにくいですし
"C.T.A."の真実はConnie Theresa Ann で極まったと思います。

知れてみればなーんだって感じですけれどもね。


次に取り上げる頭文字の曲名は
デューク エリントン楽団ビリー ストレイホーンの名曲"U.M.M.G."

"U.M.M.G."の頭文字はと言いますとUpper Manhattan Medical Groupであると
いくつもの記事に解説があります。

そのアッパー マンハッタン メディカル グループとは何かというと
エリントンの主治医アーサー ローガン博士の所属していた
医療機関の名前だそうです。

珍しくディジー ガレスピーが参加していることで知られるアルバム

"Duke Ellington / Jazz Party" (colombia)
Duke Ellington


"U.M.M.G."も演奏されているのですが
この時のスタジオにはアーサー ローガン博士も居合わせていたようです。


さてさて
私が頭文字の意味が分からずにずっと困っているのが
ソニー ロリンズの曲"O.T.Y.O..G."

"Dancing in the Dark" ( Milestone)
Sonny Rollins


あまり取り上げられることが少ないアルバム「ダンシン イン ザ ダーク」ですが
この中で"O.T.Y.O..G."が演奏されています。

ロリンズもこの曲が気に入っているようで
コンサートでも度々演奏しているので
ファンのあいだでは聴き馴染みのある曲です。

"O.T.Y.O..G."がいったい何を意味するのか
何かの記事で見たこともなくネットでも判明しませんでした。

ふーむ 何のことやらねぇ
どなたかごぞんじないですか?

もやーっとするわぁ







2017年11月14日 埋もれたCD紹介 トラックバック:0 コメント:0